ZEN-UN-YU 全運輸労働組合

日本航空907便ニアミスに関する声明

 昨日発生した日本航空907便と同958便間のニアミスから907便に搭乗されてい た乗員乗客42名の方々が負傷されたことに対し心からお見舞いいたします。
 発生原因については関係当局により調査されていると聞いています。私たち航空管制官1800名を組織する全運輸省労働組合は、今回のニアミスに関して即断することは、真の原因を究明することに弊害を与える恐れがあることから、あくまでも当局による調査結果を待ち、原因の分析にあたりたいと考えていました。
 しかしながら、マスコミの報道に管制ミスの疑いがある旨の報道が盛んになったことか ら私たちの現在の考え方をお知らせする事としました。
 私たちはこれまで、こうしたニアミスや事故に関しては再発防止の観点から調査することを求めてきました。事故を未然に防ぎ、二度と同じ過ちをおこさないとの願いからです。
 国土交通省航空局も私たちのこうした要望に応えるため、努力をしてまいりましたが、 政府の空域問題という根幹的な試練にたたされ足踏みの状態がつづいてきました。
 日本の空はその有効活用すべき空域とくらべ、あまりにも狭隘な空域を飛行せざるを得 ない状態となっています。 それとともに考慮しなければならないのが増え続ける航空機 の量です。国際・国内の需要に応えるべくシステム化をはかなりながら対応していますが、 空域の有効活用のスピードと比例しておらず、課題を残しています。
 私たちは、今回の事例に関しては事故調査委員会の適正で科学的な調査結果をまって判断することは変わりがありませんし、個人責任追及の先行が真の原因究明に効果を見いださないと判断しています 。

2001年2月1日 
全運輸省労働組合 


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