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機関紙「全運輸」8月5日号(904号)

 
要求で団結し、職場に真の労働組合をつくろう

国民のための行政を確立しよう

 


みおくる
 国公労連は七月十六日、調整手当「見直し」に関して人事院と交渉しました。その中で人事院は、「今年の勧告での決着は無理と判断したが、できるだけ早期に成案を得たい」と回答しました。


 たたかいの成果

 調整手当「見直し」反対のとりくみで全運輸は、六月末を重要な節目として、連鎖的な人事院本院・地方人事院交渉や地域段階での決起集会などのたたかいを公務労組連絡会・国公労連とともに中央・地方から展開し、人事院を追い込んできました。
 こうしたたたかいが人事院に「今夏勧告見送り」という判断に至らせたことは言を待ちません。

 見送りの背景

 人事院が今夏勧告での決着を見送った背景には、「今夏勧告をめぐっては、年収ベースでの賃金水準の引き下げが想定される厳しい状況の下で、賃金の『トリプル改悪』に反対する声が公務労働者はもとより使用者・当局からも広がっている中で、配分施策である調整手当『見直し』について、公務内部の合意形成が容易ではない」ということが最大の理由と考えられます。
 加えて、「ベア勧告そのものができるかどうか不透明な状況にあることから、調整手当『見直し』を強行することの反響が大きい」との判断があったことも推測できます。
 その点では、九九勧告がこれまでにない厳しい結果となる可能性を孕んでいるものと判断できるものでした。

改悪の根を絶つまでたたかい抜こう

 引き続き「見直し」の検討を示唆

 また、人事院は地域間の給与配分の適正化を併せて回答しています。内容は、「賃金、物価、生計費」の三指標のデータ(過去三年の賃金構造基本統計調査、九七年の全国物価統計調査、九四年の全国消費実態調査)をもとに全国を一〇〇として市町村ごとのデータを指標化し、指数一〇一・五、一〇四・五、一〇八などを「基準」に、支給地と区分の全面的な見直しを行うことや八九年の暫定支給地域(二九地域)を廃止することを基本にしています。
 データの正確性、指標、基準の合理性・納得性等に対する労働組合の意見に応えないまま、暫定支給地域の切り捨て、支給区分の格下げを行うとする姿勢は依然として変わっていません。
 人事院の大村給与局長が、「人事院ではギリギリの検討を続けてきたが、時間とのたたかいがあり、今年の勧告の決着は無理と判断した。さらに時間をかけて検討したい。ただ、調整手当の見直しを行うとする人事院の判断に変化はなく、法律、規則の趣旨に添った公務員給与の地域配分の適正化は、今後、公務員給与を適正に運営するために不可欠と考える。我々としては、引き続き早期に成案を得たいと考えている」と言っていることから判断できるように、今夏勧告の見送りが調整手当「見直し」作業全般をあきらめたとする考えを人事院として持っていないことがわかります。

 たたかいの継続が大事

 調整手当「見直し」改悪に反対するたたかいは以上のことから一歩も引けぬ状況にあることは明らかとなっています。
 また、このたたかいは、「行政改革」に連動した公務員の賃金抑制政策に対するたたかいでもあります。七月二八日の国公労連の交渉で人事院は、一時金五ケ月割り込みや俸給表構造の「見直し」をも言及しており、その意図はますます鮮明になってきています。
 賃金改悪のたたかいを最後までたたかい抜くことが大事になっています。




 七月二三日、全日空便がハイジャックされた。容疑者は二八歳の男性で航空マニア。きりもみ飛行やレインボーブリッジの下を飛行する等の操縦を試みたかったらしい▼大学時代、航空関係会社のアルバイトを経験し、空港管理の盲点を熟知した。事前に関係各機関にその点を通知し、改善を追っていた。各機関が改善する意思がないと独断、犯行におよんでいる。辻褄が合わない。善悪の判別がきかないほど社会から孤立している▼一歩間違えば、墜落してもおかしくない状況だった。管制との交信から急激な降下をしたことが裏付けされている。乗客乗員の生命を軽視し、さらには惨事に至った場合の関係各機関・者の受ける打撃をどう感じていたのかは知る由もない▼JAL一二三便事故においては、関わった人々の味わった苦痛は事故の究明により癒されることを経験している。最近、発生した事故・事件を検証し再発防止に資する力に欠けているように見受けられる。再度、官民での対応が求められる。 (K)




実質賃下げは絶対許さない!熱く燃えた7・22中央行動
燃えた 怒った 勝ちとった
職場・地域で吹き荒れたたたかいの嵐が人事院を襲う!
運動の発展とさらなる団結に確信を持とう

 全運輸は7月22日、国公労連に結集して、公務共闘・公務労組連絡会主催による、99年夏季闘争ヤマ場における第3次中央行動にとりくみました。この行動には、全国各地から2,500名が参加、全運輸からも131名が結集して、この夏最大規模のとりくみとなりました。前日の東京は激しい雷雨に見舞われたものの、当日昼はまずまずの天気にめぐまれ、全国各地からの参加者で、人事院本院前の狭い歩道は人込みで埋めつくされました。第1部では、人事院は調整手当「見直し」改悪を見送ったものの、断念したわけではないことから、月例給・一時金の引下げ阻止も含めたさらなるたたかいの強化と必要性が報告されました。第2部では、地方からの参加者による闘争報告があり、一時のあきらめ感を跳ね返す運動の盛り上がりとともに「たたかってよかった」といった充実感あるとりくみの成果や「トリプル改悪」阻止に向けた力強い決意表明がありました。その後、場所を日比谷野外音楽堂に移し、中央決起集会が開催されました。集会では、民意にそむく悪法が次々と強行可決成立するなか、「行政サービス切り捨てを許さない立場から、全力をあげた悪法阻止のたたかいに引き続き奮闘する」といった決意が述べられ、たたかいへの参加を呼びかけるアピールを採択しました。行動予定では、この後国会請願デモに移ることになっていましたが、雷が鳴り響く最悪の天候状態になったため、急きょ中止となり、その場解散となりました。雷鳴が轟く大雨の天気にあったものの、職場・地域からの運動が大きなうねりとなり、中央に結集した公務労働者の団結力が、今後のたたかいに明るい展望を切り開く、とりくみの礎となることを確信した一日でした。

調整手当への攻撃はなくなったわけではない。また出てきて、結局は改悪されてしまわないかと心配 だ。普段関心のなかった職場も、調整手当改悪反対で人事院近畿事務局交渉に結集するなど、意識が 高まったと思う。
 近畿航空支部 吉田和弘さん 

久しぶりに上京した。職場の中堅として、東京のこの熱さを沖縄に帰って後輩たちに伝えたい。
 沖縄航空支部 遠藤秀一さん 

執行委員生活をしめくくる盛大かつ熱い暑い集会でした。こみあげる思いと汗で目の前もかすむほど…
 羽田航空支部 手島聖子さん 

調整手当攻撃をよく押し戻した。職場では、半分あきらめ感があったが、国公労連・全運輸の力で戻したことは、大きな成果だ。労働組合の大切さをさらに実感した。
 九州航空支部 安藤保正さん 

入省一年目だが、調整手当は生活費の一部だ。今回の調整手当改悪反対では、攻撃の情報などが逐一把握でき、運動の盛り上がりにもつながった。そういうことからしても組合は必要であり、引き続きがんばります。
 北海支部 吉田忠史さん 

六月三十日も上京したが、今回のほうが人も多い。四国では、職場に分断を持ち込む攻撃には反対しており、調整手当も同じだが、実際に支給地がなく、盛り上がりに欠けていた。明日の県国公の四国事務局包囲行動にも積極的にとりくむ。
 四国支部 藤岡隆司さん 

寒冷地手当改悪の時よりも規模が大きい。調整手当が全国の問題だからか。寒冷地の時はやはり地域が限られていたという気がする。たとえ3%と言えども生活にかかわってくることであり、絶対反対でこれからもがんばる。
 北海支部 岡崎千穂さん 

非常に暑く体の弱い私にとっては、つらい行動でしたが、多くの仲間が熱く叫んでいるのを見ると、さらに暑さが増し…、私も「がんばらなくては!」と思いました。公務員賃金改悪、反対!
 羽田航空支部 菅沼佐知子さん 





暑さも忘れた集中討議
第九八-四回航空部門委員会

 七月十四〜十六日、羽田において、第九八―四回航空部門委員会が、全国の支部代表者等約九〇名参加のもと開催されました。
 本委員会では、二〇〇〇年度予算要求に向けて、重点課題等の討議を深め、意思統一を行い、そのうえで航空局長交渉を実施し、要求の解決を迫りました。
 難題山積

 「行政改革」への対応を含め各職種別委員会が五〜七月に開催され、その報告等を行いました。議題の「航空交通管制部の業務実施体制の見直しについて」では、増大する航空交通量に対処するため、管制部の管轄空域を再編するなどの提案に対して.職場を中心に検討を開始していくことを確認し、「管通空港の管制空港化」及び「地方空港群の広域レーダー進入管制業務の実施について」では、今後広範な職場討議を実施し、根幹的事項について意思統一を行い、さらに移行後の課題など要求事項を構築し、とりくみを部門全体で強化することを確認しました。
 また、「今後の空港処理容量のあり方」では、航空交通の安全確保を大前提に、透明性の高い幅広いユーザーの信頼を受ける必要があることから、具体的改善項目など現地当局交渉を強めることとしました。
 さらに、「空港の運用時間延長」では、積極的に国民ニーズに対応する観点から、組織体制の強化を前提にすすめていくことを確認しました。

 責任と決断力を当局はもて!

 最終日に配置した航空局長交渉では、「行改」関連法、ガイドライン関連法、航空法「改正」に関して、職場実態を訴え要求の解決を迫りましたが、具体的な回答は無く、全運輸との協議を引き続き実施していくという不満足な回答結果となりました。
 また、「次世代航空保安システム」などに関しては、具体的な業務実施体制を早急に明らかにし、十分な検討を確保し得る協議の徹底等について、強く申し入れた結果、当局の作業を迅速化し、事前協議についても十分な討議時間を確保すると回答させました。
 今後は、職場において、急激な業務の変化など困難な課題が集中することが予想されることから、広範な職場討議を行うなど、さらなる団結を強めて、職場を中心にしたとりくみの強化が必要です。


次代の全運輸は君達の手で 国公労連第13回労働学校

 若い世代が多く参加

 国公労連第十三回労働学校が、七月一〜三日の間、静岡県熱海市において開催され、全国から三十歳台を中心に九四名(全運輸からは十五名)が参加し、国公労働者をめぐる情勢の再認識、労働組合の責務や意義など学習を深めました。
 開校式では、「まさにたたかいの最中であるが、日頃の雑念を取り払って学習に集中してほしい」との藤田委員長からのあいさつを受け、参加者はそれぞれ気の引き締まる思いで臨みました。
 三日間のカリキュラムは体系立てて構成され、まず日本経済全体の問題点を把握したうえで、公務労働における積年の課題、そして今まさに直面している「行政改革」について学習を深めました。また、イギリス炭鉱労働者のたたかいを描いた「ブラス!」上映を組むなど、参加者の心理にも配慮されたものでした。

 やるべきことは多い

 受講した四つの講義は密接に関連しており、「大企業の多国籍化」や新自由主義路線が闊歩するなか、戦後国家の統治構造を再編成し、それが反国民的な「行革」や新ガイドライン法のような形で現れています。
 一方、国公労働者に対しては「行革」攻撃が強まっている中で、私たちが何をしなければならないのか、任用の弾力化問題を中心に学習を深め、これまでの枠にこだわらない運動も必要ではないかとの問題意識が話されました。
 同時に、私たちの要求が政治革新と非常に密接な関係を持っていることから、日頃から政治への関心を持ち国公労連・全運輸へのさらなる団結を強めることが何よりも重要であることを確信しました。

 これからに期待

 最終日、四つの講義を受けて、各分科会に分かれ、討論を深め、閉校式では晴れて全員が終了証を受け取ることができました。今後、支部・分会での幹部としての力が発揮されるよう期待しています。



 青年部大会公示

 全運輸青年部規約第十一条の規定にもとづき第32回定期大会を左記のとおり招集する。
  1999年8月5日
 全運輸省労働組合青年部長 池沢孝之 
 日時 1999年9月9日9時から10日12時まで
 場所 東京サニーサイドホテル
    東京都江東区東陽2―3―12
    03―3649―1211
 議題 一、1998年度運動の経過と総括
    二、1999年度運動方針(案)
    三、1999年度財政方針(案)
    四、その他
 大会第一日目は午前9時開会となりますので、全員前泊となります。




 青年部選挙公示

 全運輸青年部選挙規約第五条の規定にもとづき左記により1999年度全運輸青年部役員の選挙を行うことを公示する。
  1999年8月5日
全運輸青年部選挙管理委員会
 一、役員定数 部長一名、副部長若干名、書記長一名、執行委員若干名、会計監査委員二名
 二、立候補資格 青年部員
 三、立候補届 9月9日17時までに書面をもって選挙管理委員会に届けること。
 四、投票日及び場所 1999年9月10日、第32回定期大会々場




 女性協議会第7回総会のお知らせ 

 全運輸女性協議会の申し合わせ事項の四に基づき、以下とおり第7回総会を開催します。
  1999年7月15日
 全運輸女性協議会議長 石川光子 
 日時 1999年9月3日13時30分から4日12時まで
 場所 東京簡易保険会館 ゆうぽうと
    東京都品川区西五反田8―4―13
    TEL03―3490―5111
 議題 一、98年度運動の経過と総括
    二、99年度運動のすすめかた(案)
    三、99年度予算(案)
    四、その他