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機関紙「全運輸」5月5、20日合併号(899号)

 
要求で団結し、職場に真の労働組合をつくろう

国民のための行政を確立しよう

 

 『独立行政法人通則法案』明らかに

廃案に向けて国会闘争ヤマ場

――――職場から怒りをもって行動を! 

行革関連法案を閣議決定し国会提出

 政府は、四月二七日に中央省庁等改革関連法案(行革関連法案)と「中央省庁等改革の推進に関する方針」(行革方針)を閣議決定し、四月二八日に法案を衆議院に提出しました。
 行革関連法案は、十七本の法案からなっています。大別すると一つは、首相権限や内閣機能を強化する内閣法改正案、内閣府設置法案、二つは各省庁を設置するための各省設置法案(十一本)、国家行政組織法改正案、中央省庁整備法案など、三つは行政の「スリム化」をすすめるための独立行政法人通則法案、同整備法案です。
 政府は、この十七法案を今国会で成立させたのち、次期国会で個別の独立行政法人法案やその他関連法案などの成立をへて、二〇〇一年一月から新しい中央省庁をスタートさせようとしています。
 閣議決定された四月二七日は、時あたかも衆議院本会議で新ガイドライン関連法案(戦争法案)の強行採決が行われた日であり、強権的な国家づくりをめざす行革関連法案の本質を象徴するものといえます。

九〇機関を独立行政法人の対象に

 さらに、閣議決定された行革方針では、行政スリム化を行うため、事務事業の廃止や民営化、民間委託の推進と実施部門の独立行政法人化、新たな定員削減計画の実施により国家公務員を十年間で二五%削減することが盛り込まれています。
 具体的には、民間委託推進の対象に航空交通管制のメンテナンス部門をあげるとともに、自動車検査(検査場における検査)、航空大学校、試験研究機関など全体で九〇の施設機関を独立行政法人化の対象にしています。

独法化の大半が職員の身分は国家公務員

 独立行政法人の職員の身分は、通商産業研究所、貿易保険、国立青年の家、国立少年自然の家の四機関以外は国家公務員とし、個別法で規定するとしています。
 また、独立行政法人への移行時期は、施設機関によって異なり、運輸省関係の航空大学校、試験研究機関は二〇〇一年四月に、自動車検査は二〇〇二年度前半までに移行するとされています。

二五%削減を許さず法案の成立阻止を

 政府・与党は、行革関連法案と地方分権一括法案(四七〇本の法改正を一括した法案で三月二九日衆議院提出)を衆議院行政改革特別委員会で併せて審議する方針で、五月十三日にも衆議院本会議で趣旨説明を行い審議を始める考えです。
 このように、行革闘争は、いよいよ国会闘争というヤマ場の局面を迎えています。
 参議院で審議がすすめられる新ガイドライン法案に反対する国民的闘争としっかりと結合して、法案の成立阻止に全力をあげることが必要です。
 行革関連法案、地方分権一括法案とも、国民生活に重大な影響を持つとともに、戦争法案を実施するための「国家改造」の法案であることは明らかです。
 政府・与党は、六月十七日の会期内での両法案の成立を狙っており、自自公の連携がつよまるもとで解散総選挙もにらんだ党利党略によって、充分な法案審議もなされないままに強行成立が行われる危険性があります。
 そのため、戦争法案もふくめて、戦争ができる国づくり、国民生活切り捨ての国づくりは許さないという国民世論をいっきに高めていくことが情勢をかえる最大のとりくみとなっています。

怒りをもって定時退庁行動を実施しよう

 国公労連・全運輸は、行革関連法案の衆議院段階から成立阻止のための行動を次のとおり配置しています。
 (1)五月一〇日から一九日の全国キャラバン行動、(2)五月二〇日から二一日の行革闘争中央上京団行動、(3)五月一九日から二一日の定時退庁行動と一〇〇万枚ビラ宣伝行動、(4)地元選出国会議員要請行動、(5)行革大規模署名と年金改悪反対署名のとりくみ強化。
 特に、五月一九日から三日間の定時退庁行動には、組合員全員が職場から怒りをもって立ち上がり、「行革」「二五%定削」など、公務大リストラ攻撃を許さないために、退庁後職場集会や大量ビラ宣伝行動等のとりくみをやりぬきましょう。

新ガイドライン関連法案の衆議院通過に際しての声明
 昨日(4月27日)政府は、衆議院本会議において新ガイドライン関連3法案(周辺事態措置法案、自衛隊法改正案、日米物品役務相互提供協定改定案)を自民党・自由党・公明党などの賛成多数により強行可決した。また、政府は5月中の法案成立をもくろんでいる。
 全運輸省労働組合中央執行委員会はこの暴挙に対して断固抗議するものである。

 これまでの国会審議を通じて、新ガイドライン関連法案の中身が、憲法に違反するものであることが明らかとなっている。憲法遵守義務を負う国家公務員労働者として、また、国民誰もが自由に移動する権利を保障する責務をもつ交通運輸労働者として、平和と民主主義を守る立場から断じて許すことはできない。

 そもそも新ガイドライン関連法案は、多くの重大な問題点を含んでいる。
 その第1は、日本の米軍支援が明らかに憲法違反の戦争行為であることである。政府は「後方地域支援は戦闘行為ではない」と強弁しているが、武器・弾薬の輸送や負傷米兵への医療行為などは、国際的な軍事の常識からすれば、「兵たん行為」と呼ばれる、戦闘と一体不可欠な活動であることが明らかであるとともに、近代戦争においては、「前方」「後方」は意味をなさず、「後方地域」といっても十分に攻撃目標となりうる点である。
 第2は、「周辺事態」の地理的概念がまったく示されていない点である。国会審議でも、「周辺地域とは周辺事態が発生しうる地域」(野呂田防衛庁長官)などと、まったく何の根拠もない詭弁を繰り返したことは、「周辺事態」におけるあらゆる活動を政府に「白紙委任」することとなる点である。
 第3には、この法案によって我々国家公務員はもちろん、自治体や民間企業も「後方支援」の名の下に戦争への協力を強制させられることである。「周辺事態」における協力項目には、民間空港・港湾の米軍優先使用、航空交通管制や空域調整などが盛り込まれており、運輸省の職場はこれらの達成のための行政を強いられる。また、陸・海・空など交通運輸分野の現場労働者も「後方地域支援」に強制的に動員させられることが明らかである。

 陸・海・空・港湾の交通運輸職場に働く労働者(20単組・単産、34万9千人)は3月19日、加盟するナショナルセンターの違いを超えて、新ガイドライン関連法案に反対するとの一点で共同アピールを発表し、全運輸もアピール賛同団体として名を連ねた。また、あらゆる団体・労働組合などが同様の趣旨で様々な行動を展開している。ある世論調査によれば、新ガイドライン関連法案に関して、徹底審議を望む声が調査結果の過半数を占めており、国民的な議論が今まさに始まったばかりである。
 本質を国民に見せないまま、連休中の小渕首相訪米に際しての「手土産」とするこめに、法案の衆議院通過を強行したことは、国民の生命と財産の安全に対する裏切り行為に他ならない。さらに自民・自由・公明各党の共同修正案についても、わずか3時間程度の国会審議で採決するという、国会の存在を無視した、議会制民主主義の根幹をも揺るがす極めて悪質な暴挙といえる。

 全運輸省労働組合中央執行委員会は、今後ともあらゆる機会を捉えて、新ガイドライン関連法案の危険な本質を明らかにしつつ、引き続き参議院段階における徹底審議を要求するとともに、廃案めざしてさらに奮闘することを表明する。

1999年4月28日 全運輸省労働組合 中央執行委員会 


 九九年国民平和大行進が五月六日に東京「夢の島」をスタートした。八月六日の集結に向け、全運輸のリレー旗が全国ではためくことだろう。同七日からは原水爆禁止世界大会が長崎で開催される▼三六年前、小学校の修学旅行先が長崎だった。原爆記念館で見た戦争の惨禍と原爆の恐ろしさは、小学六年生の童心に深く刻み込まれた。帰りのバスの中で覚えたての「許すまじ原爆を」の歌をいつまでも口ずさんでいたことを、昨日のことのように覚えている▼亡父は終戦を鹿児島で迎えた。かの地で長崎に投下された原爆のキノコ雲を見て、後でその雲の主を知ったと語っていた。爾来五四年、被爆された方々、キノコ雲を目にとめられた方々は少なくなってきている。原爆の語り部もしかり▼大人達は戦争の恐ろしさを説きながらも、片方では軍拡や軍需品の開発に血眼になっている。それどころか、世界の各地では、武器・弾薬が実際に使用されている。大人になってからでは遅い。子供の心に戦争の怖さを教えたい。(GU)




 5月1日晴れ、全国各地の奮闘もよう 
 働くものの団結で生活と権利を守り、 
 平和と民主主義中立の日本をめざそう 

亀戸に八万人が総結集

 第七〇回中央メーデーは、快晴の下、東京・亀戸中央公園において、八万人を超える労働者の参加で開催され、全運輸も、在京支部中心に約二三〇名の組合員・家族が結集しました。
 今回のメーデーは、七〇回という節目であると同時に、開会中の通常国会で、労働諸法制の全面改悪や、新ガイドライン関連法案の審議など、労働者の権利や平和と民主主義が脅かされている状況であることから、「働くものの団結で生活と権利、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」をメインスローガンに掲げ、「雇用メーデー」とともに「平和メーデー」を前面に出したものとなりました。
 そのため、各団体からのあいさつでは、「新ガイドライン関連法案」に関して、廃案めざして最後まで粘り強くたたかう決意が多く出されました。中でも、メーデー史上初めて、航空安全会議の代表があいさつに立ち、新ガイドライン関連法案の阻止に関して、「共同アピール」賛同二十単組・単産を代表して、たたかう決意が述べられました。

今年も注目集める羽田航空支部宣伝カー

 羽田航空支部による宣伝カーの飾り付けは、今年も創意工夫がこらされ、沿道の注目を集めました。強風のため、空港レーダーの模型が一時はずれるトラブルもありましたが、空の安全を守るプロとしてこれを解決し、デモに出発しました。
 全運輸参加者は、行政サービス切り捨ての「行革」阻止、平和と民主主義を破壊する「新ガイドライン関連法案」反対などのシュプレヒコールをあげながら、隅田公園までの約四キロを元気よく行進しました。

ぶつぶつメーデー
 北海航空支部 斉藤昭治さん
北九州統一メーデー
 九州海運支部 川上知大さん
 ようやく桜のほころびだした札幌中島公園、しばらくぶりのメーデーに参加しました。今年は「大幅賃上げ、リストラ反対」と「ガイドライン関連法案反対」。
 日本経済、社会システムの変わり目。何もしなければ会社が倒産、生き残りたければ合理化、リストラ。これしかないのかと考え、思考がループしそうになった所で、抜け出た結論が「世の中厳しいよな」。そして「ガイドライン関連法案反対」。国際政治(情勢)は安全なのかな。米軍基地は講和条約に基づくのか、安保に基づくのか不勉強ですが、新ガイドラインがあってもなくても、朝鮮戦争が起きると日本の米軍基地はミサイルで攻撃されるでしょう。
 五月一日、九州海運支部(門司分会)は、勝山公園(北九州市)で開催された記念すべき第七〇回北九州統一メーデーに参加しました。
 北九州市内をデモ行進した後、会場に集まった約百五十団体、二千八百人の仲間と一緒に雇用の安定、ガイドライン関連法案の廃案を訴えました。
 式典では「法案は日本を戦争に駆り立てるもので、憲法違反」とする法案反対の特別決議が採択されました。
 当日は、連休の真中ではありましたが、我が支部から三一人が参加し、デモ行進、集会の中で「大幅賃上げ、消費税三%へ、行革関連法案反対」等を訴え、支部一致団結で最後まで闘うことを誓いました。
 例年のメーデーでは、デモ行進後すぐにお酒で祭典を祝う人が出てきますが、今回は情勢が情勢だけにみんな最後まで我慢していましたが、門司分会長の団結ガンバロウ後、いっきに懇親会に突入、すっかりGWモードに入ってしまい、解散後も二次会、三次会(四次会まで行った人も)へといつもの九海支部メーデーになってしまいました。

第70回愛知県メーデー
 中部支部発
米軍機 GO HOME
 羽田航空支部 青木克義さん
 羽田航空支部です。メーデーに向けて私たちがとりくんだのは、見える主張。今回使用した宣伝カーのデコレーションを自慢します。これは役員による徹夜の苦心作で、ワンボックスカーの上には管制搭や庁舎、滑走路、回るレーダーなど、電気仕掛けを駆使した超リアルなミニ民間空港が。またポケモンジャンボをはじめ、大小のヒコーキが離発着するという擬った演出。ボデー側面には戦闘機の絵が全面に張られ、「米軍機Go Home」をスローガンに、「航空の安全は国で守る」というキャッチコピーも併せて掲げられ、新ガイドライン法絶対反対の立場を全身で主張しました。一方、参加してくれた各分会の組合員や家族へ、おにぎりや飲み物、帽子を配布し、楽しく美味しく団結しました。デモ行進のウグイス嬢は現役管制官が飛び入りで出演するなど、楽しいメーデーでした。  雲一つない青空の下、名城公園に本部の市川副委員長、本局分会十五名、西三河分会三名の十九名が第七十回愛知県中央メーデーに集まりました。
 メーデーは十時に「東海太鼓センター」「名水労の勇士」等の開幕太鼓を合図に愛知県中央メーデー実行副委員長の開幕宣言で開幕しました。
 その後、議長の選出、メーデー実行委員長のあいさつ、各団体や議員から連帯・激励のあいさつ等がありました。
 最後に
 ・労働者の使い捨てを許さず人間らしく働くルールを確立する
 ・ゼネコン奉仕、環境破壊の大型プロジェクトを見直し、中小企業や地域経済の活性化につながる景気回復で国民本位の不況打開を実現する
 ・安心・安全を担保する社会保障制度の充実、子どもがのびやかに育つ社会を実現する
 ・新ガイドライン(戦争協力法案)
 ・盗聴法阻止の世論を高め、憲法と地方自治、いのちとくらしを守る
 ・すべての労働者・勤労市民が統一と共同の力で要求実現をめざす運動を、職場から、地域から旺盛にとりくむ
 以上のことを柱とした「メーデー宣言」を採択し、閉会後、各コースに分かれてデモ行進を行いました。

メーデー浦和
 航空管制支部発
散歩気分でメーデー参加
 中国支部本局分会 柘植由紀子さん
 浦和市の北浦和公園では労組約五十団体、三千三百人が参加して第七十回メーデーが行われました。
 集会では、即、民間人も戦争に巻き込む「ガイドライン法案反対」や雇用と生活を守れなど、憲法を守り労働者の要求をかかげ、二十一世紀を切り開くことをみんなで確認し、県庁前までデモ行進を行いました。
 デモ行進後、教育会館で埼玉県国公主催の交流会を行い、管制支部からの集会参加者は十一名でした。
 二歳と四歳の子どもを連れてメーデーに参加しました。例年、広島城の中の公園で行われるので「保育園でさんぽにいく公園に行こう」と子ども達に言っていたんですが、今年はなぜかその場所でなく北側の方へおいやられていました。先役があって借りられなかったとか。
 ガイドライン等やられっぱなしで、どんどんおいこまれているみたいだけど元気一杯デモ行進しました。子ども達もだんごを見て喜んでいました。

第70回香川県メーデー
 四国支部 石橋通 通信員発
手作りのメーデーはいいなあ
 四国航空支部 高松分会 一色清弘さん
 今年も五月一日、七〇回目の労働者の祭典メーデーで、千人の労働者が高松市内玉藻公園に集まり、盛大に行われた。天気は快晴、汗ばむ陽気だった。行革の嵐が吹き荒れる中、何人の人が来てくれるか少々心配していたが、例年どおりの仲間が集まってくれて嬉しかった。連合系の華やかなメーデーとは異なり、私たちは手作りそのもの。看板が倒れるは、進行はどたばた劇になるは、なんとも悲喜こもごもな大会で、遠い昔の学園祭を思い起こした。大会が終了した後、中央公園までデモ行進をしたが、旗を持って歩くのはなかなか大変だった。  第七〇回香川県メーデーが五月一日(土)午前十時から高松市の玉藻公園桜の馬場で「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」をスローガンに開催され、五一労働組合、十六民主団体の約千名の仲間が参加しました。
 集会は、山田実行委員長の「今年の中心課題は、雇用を守る、平和を守るの二点で、あらゆる雇用創出の闘いに取り組むとともに、憲法違反のガイドライン関連法案は参議院を通過させてはならない」等の挨拶の後、来賓挨拶・各職場からの報告・プラカード審査等に続き、消費税率引き下げなど「国民本位の不況打開」を求めるメーデー宣言を採択し、最後に市内をデモ行進して終了しました。
 なお、香川県大手前高校教組から、二十年に及ぶたたかいの結果、全ての要求を勝ち取ったとの特別報告がありました。

五月晴れのお祭りを満喫! 中部航空支部発 第70回メーデー所沢集会 航空管制支部発
 春日井市の春見公園において、『働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義・中立の日本をめざそう!』をスローガンに、第七〇回尾張中部地区メーデーが開催されました。
 主催者発表の参加者数は三八団体四七〇名で、全労連傘下の労働組合に加え、民商や新婦人などの民主団体の参加もあり、当支部及び名古屋分会からは計三五名が参加しました。
 普段の集会とは違い、開場内では食べ物・飲み物に加え、障害者の手作り商品のバザーもあり、デモ行進のプラカードを見ても”リストラ・年金・医療・介護保険・新ガイドライン関連法案・ごみ問題・核問題・学校給食・労働法制・消費税、(極めつけは)がんばれドラゴンズ!”…等に関する主張がみられ《労働者の祭典》といわれる所以が実感できました。
 五月一日、所沢市の埼玉県立航空記念公園野外ステージにおいて、メーデー所沢集会が開催され、管制支部からの一二七名を含め多数の参加がありました。
 集会では、労働者・市民の切実な要求を実現し、平和と民主主義を守り、ダイオキシンなどの有害物質から環境を守り、明るい二一世紀にむけて、広範な市民と共同をすすめたたかうことを宣言として採択しました。
 各団体の代表者が全員壇上に登り、春闘情勢や職場報告、たたかいの決意をのべ、たたかうメーデーここにありという意気込みが、会場にあふれていました。
 メーデー式典終了後、所沢駅等、市内を巡るデモ行進を行いました。管制支部からの参加者も、地区労の宣伝カーを先頭に、地域の仲間とともに元気よくデモ行進し、「新ガイドライン反対」、「消費税を三%に」、「国民不在の行革反対」、「ダイオキシンをなくせ」など、力いっぱいのシュプレヒコールを行いました。
 リストラの嵐に立ち向かうための活力が、体中にみなぎってくるのを参加者全員で実感できる一日でした。

MAYDAYの日 輝く青空に
 北海支部  池上孝義通信員発
99メーデーイン博多そして九州
 九州航空支部 山口昌孝通信員発
 五月一日(あたりまえですが)、汗ばむ陽気のなか、九州航空支部管内各地で第七〇回メーデーが開催されました。
 このうち、福岡市博多区冷泉公園の「福岡県中央統一メーデー」には全体で三千二百人が集まり、九州航空支部から福岡管制部、福岡事務所、そして航空交通流管理センター分会の多数の組合員が参加しました。
 労働者の祭典にふさわしく多種多様な単組の旗、のぼりが林立する会場では、「国民犠牲の行革反対」の決意表明が行われました。また、集会のなかほどでデコ(レーション)・プラ(カード)審査(コンテスト)もあり、秀作、そしてユニークな作品が表彰されました。そして最後は中央区天神中央公園まで1キロのデモ行進でしめくくりました。
 なお、福岡地区以外では、北九州分会が「北九州統一メーデー」、長崎分会が「メーデー大村地区集会」、熊本分会が「熊本メーデー」、大分分会が「たたかうメーデー」(大分市)、宮崎分会が「宮崎県中央メーデー」、鹿児島および加世田分会が「鹿児島県中央メーデー」、名瀬分会が「メーデー奄美地区集会」にそれぞれ参加しました。
 五月一日は土曜日だったので久しぶりに家族参加の多いメーデーとなり、小樽手宮公園もピクニック雰囲気が漂っていました。でも現実は厳しく、失業対策等大きな問題が柱としてスローガンに打ち出されました。
 会場は道内で初めてメーデーが開催された場所です。第七〇回メモリアル小樽集会では盛大に花火が鳴り響き、いよいよ開幕です。仲間の決意表明が現実は厳しいという実感を伝えます。でも周りでは多くの仲間の旗印が春の風にはためき、団結の拳を目の当たりにした久々の感慨です。
 この力が大きなうねりになれば、たいがいの事は変えられる。歴史はそうやって変化してきたのだから!「がんばろう」を歌って、デモ行進です。街の中心へは下り坂が続きます。未来を信じて行進!世界中で労働者の仲間がたたかいの輪を世論に訴えて、団結力が要求解決!




 職場を見つめ直すチャンス 活発な議論に終止 

 全航空支部長が結集 

 四月二二〜二三日、各航空支部の代表者および本部三四名の参加で、第九八―一回航空支部代表者会議が開催されました。
 第九八―三回航空部門委員会(九九年二月、第三九回中央委員会併設)で本部が提案し、各支部で意見集約のとりくみをすすめてきた、「航空職場における雇用・身分および労働条件確保のとりくみ」について、中心的に議論しました。「行革」攻撃がかけられている中、若者が展望を持って働ける環境をつくるために、自らの業務・職場・労働条件などについて、あらゆる面からの検討と職場での活発な論議が必要であることが、本部よりあらためて提起されました。

 悩むことは成長の一歩 

 各支部からは、日頃の組合活動における悩みも含めて、職場では様々な意見があるものの、次世代航空保安システムや「行革」、ローテーション問題などの直面する課題は予断を許さない状況であることから、職場を見つめ直す「チャンス」として積極的に検討する必要性については、各支部とも一致した意見が出されました。
 今後は、職場の組合員が今の情勢をいかに正確に把握し、自らの問題として真剣に考えるかが大きなポイントとなることから、支部・分会段階での日常的な組織活動がさらに重要となってきます。
 全運輸への団結を一層深め、職場に「組合の風」を強く吹かせましょう。

 学者・研究者とともに第二次『交通政策の提言』策定を確認 

 交通運輸政策研究会(交運研)は、四月二四日、都内において第九回総会を開催し、学者・研究者と各交通関係労組などから四五名が出席しました。
 総会では、平井会長の挨拶を受けた後、基調報告において、西村弘氏(大阪市大)による「二一世紀の交通運輸のあり方」と題して各分野における交通政策や対策についての提起がありました。

 規制緩和に問題あり 

 質疑・討論においては、安藤陽氏(埼玉大学教授)より、イギリスの鉄道民営化後の規制のあり方について報告がありました。全動労からは鉄道事業法改正に対するとりくみの報告、自交総連からは、タクシーの規制緩和反対のとりくみについて報告と政策論争の必要性について訴えがありました。
 また、検数労連や全倉運などの港湾関係労働組合からも安全の確保や、労働力の確保、労働条件改善のために規制緩和に反対するとりくみが報告されました。

 精力的に活動を展開 

 総会では、九九年度活動方針において、第二次「交通政策の提言」を今年八月ごろまでに策定し、第二回海外交通事情調査を行うことを確認しました。
 役員体制については、会長に平井都士夫氏(関西芸術短大教授)、事務局長に田中茂冨氏(全運輸)が再任されました。
 総会後の懇親会では、日頃のとりくみに対する奮闘を激励しあい、和やかに懇談しました。

 今年も暑かった!国民平和大行進スタート 

 五月晴れの五月六日、東京・夢の島、第五福竜丸展示館前において、九九国民平和大行進(東京―広島コース)の出発式が行われました。
 第五福竜丸展示館についてはご存じの方もいると思いますが、昭和二九年三月、マグロ漁船第五福竜丸が、アメリカのビキニ島での水爆実験の放射能の灰を浴び乗組員が死亡した事件で、当時の第五福竜丸を保存、展示したものです。因みに、この年、死の灰からゴジラが誕生しました。
 出発式の後、本部田中委員長から、この日のために新調された真新しい全運輸リレー旗を関東地区協の代表として受け取りました。
 このリレー旗が、各地協の仲間たちの手を経て広島に届けられることを思うと、感激も新たになりました。
 ノーモア広島!ノーモア長崎!このリレー旗が無事広島に到着することを祈ります。

本省支部 若井茂さん 


シリーズ
シリーズいっちゃん・まっちゃんの社保制度『改革』を斬る!!(その4)〜医療・福祉その2〜
‥最近、介護保険制度の新聞記事が目立ってきたね。認定基準のことが知りたいな。
‥認定基準は全部で七段階で、「自立」「要支援」そして「要介護」が五段階となっていて、「自立」以外の段階に応じて介護サービスが受けられることになる。
 認定審査は二段階あって、第一次判定は、訪問調査をおこなって、その結果をコンピュータ診断する。その後、第二次判定として、専門医で構成される介護認定審査会が最終判定することになっているんだ。
‥介護サービスの内容は、どうなっているの?
‥在宅介護サービスと施設サービスの二種類あって、ホームヘルパーなどによる訪問介護と特別養護老人ホームなどの施設利用による介護サービスがあるんだ。
‥でも認定されても、十分な介護サービスが受けられない問題があったよね。
‥そうなんだ。前回は、認定そのものが正しく行われないことを話したけど、それだけじゃないんだ。
 認定されても、訪問介護を実施するヘルパー要員の体制が必ずしも整っている訳ではないし、施設サービスにおいても、介護保険制度導入云々より、特別養護老人ホームへの新たな入所申請さえ受け付けられないという施設不備の状態が全国に広がりつつあるんだ。
‥まさに「保険あって介護なし」の状況になりつつあるんだね。
‥こうしたサービスの基盤整備以外にも問題はあるんだ。
 地方における貧しい介護体制を知りながら、国の財政支援策が十分採られていない。介護保険料は、来年三月に各市町村で確定されるけど、保険料(見込み額)で最大で五倍もの地域格差がでるとのマスコミの調査結果もでている。また、介護サービス利用料の一割が国民負担であることから、低所得者にとって大きな負担となるんだ。
‥こんな制度じゃ、何のための社会保障制度か解らないね。
‥少子・高齢化社会への不安がここにも如実に現れているんだ。



 全運輸グループ保険も第32年次(1999年9月1日〜2000年8月31日)の更新時期を迎えました。この保険制度が全組合員による相互扶助を目的とした厚生福祉活動として発足してから32年目になります。
 今年次の内容は昨年次と変更ありません。継続者は引き続き、未加入者の方もより多く加入していただくよう、只今募集中です。
 申込方法は、別途送付される「記入要領」により「加入申込書」に記入・押印のうえ、分会担当者に提出して下さい。
 職場での締切日は、5月28日(金)ですから、遅れないようにどんどん申し込んで下さい。