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機関紙「全運輸」3月20日号(896号)

 
要求で団結し、職場に真の労働組合をつくろう

国民のための行政を確立しよう

 

 政府・人事院

大企業の横暴に迎合する姿勢あきらかに
理不尽な攻撃を春の嵐で吹き飛ばそう

――――春闘期賃金要求行動ヤマ場 


 三月十九日、運輸共闘は九九年春闘運輸共闘統一要求書を提出し、運輸大臣交渉を実施しました。
 交渉では、賃金改善と調整手当見直し中止を要求するとともに、二五%定員削減反対、独立行政法人化・民間委託化反対、地方支分部局の整理・縮小反対を川崎運輸大臣にせまり、大臣から次のような回答を引き出しました。

財政困難でも人勧尊重と大臣が回答

 (1)賃金改善要求に関する回答内容
 「閣議や政党のなかで人事院勧告の取り扱いの議論をしている。人勧については、非常に厳しくなっているし、民主党の中でも、人勧を完全実施する必要はないとの声もある。しかし、これまでのお互いのルールとして信頼関係を崩すことはいけないと考える。長年の信頼関係を、一時的に財政事情が苦しいからといって、人勧を完全実施しないのはおかしい。実施しなかったとしても財政的に大きく寄与する話ではない。引き続き人勧は尊重していきたい。」

独立行政法人の身分は国家公務員型に

 (2)行政改革に関する回答内容
 「行政改革では、独立行政法人化について上から指示があり、運輸関係でも協力をお願いしている。独立採算制の郵政の公社化は私も関わったが、それと違い、予算を国に頼らなければならないところは、予算を担保させなければならないと考えている。独立行政法人になったからといって勝手に給与を上げたり出来ない。職員の身分は、国家公務員型で保障したい。」

規制緩和で逆に要員が必要

 「減量化の問題では、私は特殊法人、地方公務員を含めた四八〇万人が多いのか、疑問を持っている。欧米に比べても日本の公務員数は少なく、効率的に行政を執行しており、今の数でいいのではないかと考えている。公務員の数がこれくらいでいいという、国民の理解を得られることが大切であり、民間が苦しいから公務員も減らせということにはならない。規制緩和をすると業務が減り、定員削減できるという議論があるが正しくない。運輸行政を例にとると事前チェック型から事後チェック型にすると逆に要員が必要となる。規制緩和をすすめたアメリカでは、厳しい事後チェックをおこなっており、多くの要員が必要となっている。」

政府・人事院が春闘で最終回答

 政府・人事院は、三月二十三日に国公労連に対して、九九年春闘時の最終回答を行いました。
 その内容は、「人事院勧告制度尊重の基本姿勢に立ち、勧告が行われたら国政全般に考慮して完全実施に努力する」(政府)、「官民賃金の把握の上に適切に対処する」(人事院)というものです。
 これは、従来からの回答を繰り返しただけでなく、民間準拠の名のもとに、「賃金抑制も人員整理も」として横暴を強めている大企業の賃金、雇用、人事施策に迎合する姿勢を強く示したものといえます。

全く不充分な政府・人事院回答

 公務員労働者の生活と労働実態には何ら目をむけず、長引く不況のもとで不安を高めている組合員と家族の「三〇、〇〇〇円、八・一%」賃金改善要求に答えないばかりか、民間企業で吹き荒れるリストラにそった公務員制度「見直し」の姿勢を示す政府・人事院の回答は、おおいに不満であり、受入れがたい内容です。
 この間、国公労連や全運輸は、総人件費抑制の立場にたった定員削減や能力・実績反映の賃金体系の「見直し」や調整手当「見直し」改悪の中止、撤回を政府・人事院にせまり、深刻化する長時間過密労働の是正などを求めてとりくみを強化してきました。

全国でたたかいを展開

 また、行革闘争とも一体ですすめたたたかいでは、「二・七国民集会」への結集や、「二・二五地域総行動」「三・一八総行動」「三・二三全国一斉早朝時間外職場集会」などを全国各地でとりくみました。
 こうしたなかで、調整手当の「見直し」改悪強行や一時金切り下げの危険に人事院が言及していることや、地方自治体で相次いでいる賃金切り下げの影響が、今年の勧告取り扱いにも影響することを政府・総務庁は否定していません。

行革闘争と賃金闘争を一体で強化

 そのため、能力・実績主義強化の賃金、人事運用を柱とした公務員制度調査会の基本答申の具体化も含めて、一時金切り下げ阻止と調整手当見直し反対の課題が、勧告期にむけたたたかいの重点課題となっています。
 今後、「行革」関連法案に対する国会段階でのたたかいとも一体で、理不尽な公務員攻撃をはねかえすために、力の結集と運動の強化が重要となっています。

 米軍機低空飛行訓練でロープウエーケーブルを切断し、二〇人が死亡した事件で、米軍法会議が米兵に無罪評決を出し、被害をうけた政府当局が激怒している▼これは、イタリアでの話。日本政府は相変わらず米国の言いなりだ▼橋本高知県知事が県議会に提出した非核港湾条例案を、自民党が継続審議で実質廃案にした▼小渕内閣は外国船の寄港は国が判断する外交問題で、非核証明を求めることで外国船の寄港が妨げられてはならないと主張する▼しかし、「核兵器を持たず、つくらず、持ち込ませず」の非核三原則は国会でも決議された日本の国是。それを地方自治体が実行するのを、政府が妨害するのは全くの筋違いだ▼歴代自民党政府は、米軍基地周辺の住民の被害や低空飛行など米軍訓練による事故・被害でも、自治体の要請を無視してきた▼小渕内閣は非核港湾条例を非難し、米国との信頼関係を言う前に、まず国民の信頼に答えるべきだ。神戸に続いて高知県の非核港湾条例を実現し全国に広げたい。(T・M)



青年女性よ全運輸の活火山になろう



青年部第31回全国委員会開催



 全運輸青年部第三十一回全国委員会は、二月十八・十九日に東京・池袋センターシティホテルにおいて、全国から三七名が参加し開催されました。
 全国委員会では、五月下旬開催予定の「エキサイトW」について、さらに青年の組織活動のあり方が議論の中心となりました。
 来賓の熊谷副委員長からは、「現在全運輸は、自動車検査・航空大学校・試験研究機関の独立行政法人化等の『行政改革』を重点的にとりくんでいる。このような状況を打破するためにも、青年も積極的にオルグなどに参加し、運動の方向性を確認のうえ、行動していってほしい」とのあいさつがありました。

エキサイトにむけて組織強化

 現在青年部は、国公労連青年協主催の「エキサイトW」の開催を目前にひかえ、各支部での財政活動をはじめ着々と準備・とりくみをすすめています。まだ様々な問題点は残っていますが、全般的に各支部の協力を得ながら成功に向けてとりくみをすすめています。
 本部青年部では、参加目標人数を百名としていますが、各支部とも財政活動の状況や人事異動などにより参加者数が把握できないこともあるため、早急に確定人数を把握することが必要となっています。
 そもそもこのエキサイトは、一九八六年の「エキサイトT」を皮切りに三回開催、国公職場で働く青年が一堂に結集して、単組を越えた仲間と交流を図る目的でとりくまれてきました。
 いま職場は「行革」で揺れていることと思いますが、こういった攻撃を跳ね返すためには、自分の単組の力だけではなかなか厳しく、他の単組と連帯を図ることにより、大きな力とすることができます。したがって、青年は単に遊びだけで参加するのではなく、エキサイトをとおしてさまざまな経験をふまえ、今後の糧としていかなければなりません。ぜひ職場からの積極的な参加をお願いします。

青年は悩んでいる

 青年組織の活性化については、相次ぐ定員削減により職場の青年層が減少し、青年組織の活動だけでなく組織の維持さえも困難な状況が生まれつつあります。各支部青年部の努力はあるものの、うまくいかないのが現状のようです。これは、組織活動についての学習や経験の不足などが原因として考えられ、親支部の青年対策部の助言を仰ぎながら活動をすすめていくことが必要となっています。
 今後本部青年部では、各地区協の新人学習会に併せて、役員を対象に組織活動の学習会を開催すべく計画しており、各支部青年部の主体的なとりくみが何よりも重要になっています。あわせて親支部の指導と積極的な援助をお願いします。


女性協第5回全国会議開催



 女性協議会は、二月九・十日東京において、第五回全国会議及び官房人事課交渉を行いました。
 今会議は、全国会議を機関会議として位置づけ、総会以降の運動の総括、春から夏にむけての運動のすすめかたを確認する場としてはじめての開催となりました。

働きやすさは男女共通の課題

 会議では、(1)職場から男女差別をなくすために(2)働きやすい職場とするために(3)母性を守り、健康で働きつづけるために(4)組織を発展させるために、の四つの課題について報告・討議が行われました。
 「行政改革」「規制緩和」という言葉を知らない人などいない毎日です。私たちの職場環境は、ますます厳しくなろうとしています。このようななかで、育児休業の代替要員等の確保、セクシャルハラスメントに係る人事院規則の周知徹底等、私たちが母性を守り、心も体も健康で働きつづけられるような環境を望む声があげられました。
 昇任・昇格の男女差別是正についても、行政職の五級主任・七級専門官への昇任要求、男性も含めた転勤時の家族的責任について各支部から意見・報告がありました。
 また、四国海運支部・陸運支部統一の報告、北海支部からは第三十回女性交流集会への参加呼びかけもありました。

 実効ない「適材・適所」

 十日に行われた官房人事課交渉では、行(一)の五級主任・七級専門官への昇任、育休代替要員の確保、セクシャルハラスメントの防止等(人事院規則一〇―一〇)の周知徹底、育児・介護を行う職員の超過勤務縮減等の労働時間問題を重点に要求しました。
 人事課からは、「女性の昇任・昇格については、実態として遅れていることは認識しているが、全て『適材・適所』と指導している。これまでも、これからも女性の活用を図っていきたいので、各会議等の際に指導していく。セクハラについては、パンフレットの配布や研修の実施等により周知していきたい。超勤縮減については大きな問題として捉えている」との回答を得ました。

職場でイキイキと!

 本全国会議は、女性も健康に、イキイキと働き続けるために、一人ひとりが考え、支部間の意見交換や活動交流がされ、有意義な会議となりました。
 最後にこれまでの経過と総括、九八年度中間決算報告が拍手で確認され、春から夏にかけての運動のすすめかたが満場一致で可決されました。あわせて、全国会議アピールを拍手で採択し閉会となりました。

 感想文から 

 ただ、ただ毎日を過ごすのではなく、自分はこれからどうやって働いていくのか、どういう職場で働いていきたいのかもっと真剣に考えていかなければと思いました。
 私たち一人ひとりの意識をもっともっと変えていかなければいけないのですね。

 九州陸運支部 柴田奈美さん 

 これから自分たちの職場をもっと女性が働きやすい環境にしていくために、自分の意識をもっと高めていかなければならないと思います。
 今、行政改革という名の下で様々な改悪がすすめられている状況に危機感をもって支部の方で積極的に活動にとりくみたいと思います。

 九州航空支部 右田リサさん 

平和を願う女性が集う
99年国際婦人デー
 「新ガイドライン法廃案」「消費税減税で不況打開」などの要求を掲げ、一九九九年国際婦人デー中央大会が、三月八日虎の門ホールで開催されました。
 女性を中心に千二百人が参加し、全運輸からも在京支部や東京国公を中心に女性が結集しました。
 あいにく体調を崩して参加できなかった百歳の櫛田ふき実行委員長は、テープで平和への熱いアピールを訴えました。
 ユニセフ駐日大使の澤良世さんによる講演「戦火のなかの子どもと女性は叫ぶ」では、戦争や内戦などがいかに一般市民の生活と心に傷を残し、更に難民の急激な流入によって自然が破壊されたり、新たな内戦が起こったりの悪循環が引き起こすかを、限られた時間のなかで力説されました。
 戦争が終わっても、奇形児の出産、地雷などの被害は後を絶たず、多くの人々が心に傷を負って未来に希望を持てないというのは、本当に悲しむべきことだと思いました。
 最後は都内の高校生が「高校生活のなかで、人が分かり合う努力をすることは難しいけれど、とても大切なことと実感。卒業後もそのことを心掛けていきたい」という力強い決意を読み上げて締めくくられました。

 女性協議会副議長 林絹子さん





新春恒例 今年の活動を誓う
第2弾 各支部旗開きだより


旗開きはボウリング大会で
 恒例の北海支部小樽分会新年旗開きが一月二十一日、ボウリング大会と焼き肉パーティーというスタイルで盛大に開催されました。
 昨年の九月に北海支部小樽分会の旗が開いてから半年しか経過していなかったので、一年に二回の旗開きに恥ずかしそうに開いた旗が真っ赤に輝いていました。
 ボウリングの結果に一喜一憂しながらも、たくさんの景品がパーティー会場で配られました。九九年を記念して九のつく順位が特別賞を受けとったり等、偶然が人生の浮き沈みを決めていきました。
 幸せを手中に収めきれなかった人は、ティッシュペーパーが一年分(?)です。何に使用するかは自由ですが…。
 旗開きは今年の運命を決めるイベントです。その運命の行方は北海支部の完全勝利です!
 いつの間にか旗は奮闘の煮えたぎる朱へ変色していました。
 今年も団結ガンバロー!

 北海支部 池上孝義通信員発 

少ない中でも団結ガンバロー!
 東北支部本局分会の九九年の旗開きが一月十三日(水)に開催されました。
 省庁再編・行革に対するたたかいなど厳しい情勢の中、気勢を上げる場にするべく斎藤支部執行委員長の乾杯で始まりました。当日は、各部・各課の新年会や行事と重なってしまい、例年の六割の四〇人ちょっとの参加でありましたが、少ないながらも盛り上がりのある旗開きとなり、最後に谷藤分会執行委員長により今後のたたかいに向けての団結ガンバロー一発でしめました。

 東北支部発 

行革闘争は支部一丸となっての署名行動
 一月十三日関東支部・本局分会合同の旗開きが約八十名の組合員の参加のもと開催されました。
 小池支部長からは、「現在、独立行政法人化・省庁再編・地方支分部局の統廃合などの問題があり、これらの法案成立阻止に向け、外へも訴えかけた署名行動をみんなで行なっていきたい」と支部一丸となっての行動のとりくみの重要性が強調され、本部市川副委員長をはじめ、来賓として神奈川県国公、横浜港湾労協からそれぞれ挨拶があり、本局分会の高橋分会長の音頭で乾杯となりました。
 締めには、「ヨーロッパのユーロによる経済の統一は、長い準備期間を経て行なわれたからこそ順調なすべり出しをみせている。自動車検査の性急な独立行政法人化に反対し、秩序ある変革を目指していこう」という山岸書記長の挨拶のもと、団結ガンバローでお開きとなりました。

 関東支部 紅林忍通信員発 

行革闘争へエネルギーを
 「厳しい冬の後には、必ず暖かい春が待っています。自らの労働条件は、自らの手で勝ち取る気持ちが大切です」という杉町支部長の挨拶で始まった一月十一日の九州海運支部・門司分会合同の旗開きは、近隣分会、管理職を含めて八十名余りが参加して盛大に行われました。
 余興等はなく、ひたすら飲み、語るだけでしたが、歴代の委員長や元役員の管理職の方々から貴重な話を聞くことができました。
 最後は、現在恋人募集中の青婦部書記長の「団結ガンバロー」で散会となりました。
 その後、二次会でも熱い討論が続いたせいか、疲れて電車を乗り過ごした人や靴を間違えられて、これ幸いに奥さんから新しい靴を買ってもらった人もいました。
 ハプニングもありましたが、この夜の勢いが、行革闘争のエネルギーへ変わることを確信した旗開きでした。

 九州海運支部 西村文隆通信員発 

怒りは頂点鎮めるための旗開き
 山形陸運分会の旗開きが一月十八日、山形の冬としては珍しく快晴のなかで開催されました。
 花輪分会長から、我々をとりまく情勢、特に政府の改革推進本部が自動車検査業務を独立行政法人の対象とする大綱案をまとめたという話や、定員削減で実減を避けられないという厳しい報告がありました。
 実態を無視した政府の数合わせの行革、定員削減による職場環境の劣悪化等、明るい話題がなく、組合員の怒りは頂点に達しています。
 その怒りを鎮めるためメートルも上がり、一次会だけでは物足らず、二次会に走り、カラオケで喉を開く人、マージャンでパイを開く人、パチンコでチューリップを開く人と、それぞれの旗開きを行い、団結してガンバルことを誓い合って今年の旗開きは終了しました。

 新潟支部山形陸運分会発 

職場を守るためたたかう決意
 地域の労働組合が旗開きを行なっているなか、我が酒田海運分会は、少し遅れて二月九日に職員全員で市内の居酒屋において、今年一年元気で働けるように栄養を付ける旗開きを行ないました。
 行政改革など、我々の仕事内容を変える出来事がまさにこれから決まろうとしています。公務員として、国民生活の安定のため、それぞれの法律を適正に執行してきましたが、そうしたものが、社会の変化によってそぐわなくなってきたのでしょうか。
 我々は、今の職場を守るためだけではなく、国民に必要とされる仕事を守るためにたたかっていきたいと思います。
 美味しい肴と建設的な意見で腹の中に健康の素である酒をたらふく流し込んで、ろれつが回らなくなってきたところで、お開きとなりました。

 新潟支部酒田海運分会発 

力の輪で大成功
―四国地区協行革学習会―
 四国地区協議会主催で、「国土交通省を考える」学習会が二月十三日に開催され、全運輸のほか国公から五単組、民間から一単組の計六一名の仲間が参加しました。
 講師をお願いした、全運輸本部浦田中央執行委員、全建労四国地本田中副委員長、全港建高松港支部大西書記長の三氏からは、独立行政法人化や民営化がされれば、経済的効率を求める余り、最も大切な安全が脅かされるなど、「行政改革」がもたらす問題点を広く社会に伝え、十分な理解を得たうえでの国民世論の形成が重要である等の話がありました。
 最後に、国公労連大規模請願署名などの当面の行動に全力を尽くすことを全員で確認して、学習会を終了しました。

 四国支部 石橋通信員発 






『規制緩和』に反撃し、国民生活擁護の確立を

交運共闘第10回総会開催 

十年目の節目を迎え

 交運共闘第十回総会が三月一日、東京・池袋サンシャインビルに於いて五三名の参加で開催されました。
 交運共闘坂田議長(運輸一般)による「十年の節目を迎え、よりいっそう奮闘していきたい」との挨拶のあと、事務局による報告・提案ではじまりました。
 主なたたかいの経過と総括では、運輸省が需給調整規制廃止にむけて「規制緩和」法案を具体化するなかで、「生活危機突破へ、不況打開、規制緩和ノー十一・六中央行動」を実施し、東京・埼玉・神奈川交運共闘と共同して交通運輸の規制緩和に反対する大量宣伝行動にとりくむとともに、二〇〇〇人の仲間が結集して運輸省他六省庁への請願行動をおこなったこと等が報告されました。

安全輸送と輸送秩序の確立を

 主なたたかいの方針では、「規制緩和(撤廃)」・自由化政策に反撃し、労働者の労働条件維持改善と、国民生活擁護の課題を結合してたたかうとともに、安全輸送と輸送秩序の確立、「総合交通体系の確立」をめざすたたかいを全国的に強化発展させること、国鉄闘争をはじめとした争議支援等が提案されました。

全税関逆転勝訴判決

 各単組からは、この間の情勢やとりくみ状況が報告されました。とりわけ全税関横浜事案の組合勝訴の逆転判決が報告され、私たちに大きな励ましと勇気を与えました。さらにすべての単組報告で「規制緩和」に関する職場実態と不況、雇用不安が報告されました。
 九八年度経過と総括、九九年度運動方針及び九八年度決算報告、九九年度財政方針は、いずれも満場の拍手により採択されました。
 新役員は、坂田議長が再任されたのをはじめ、全運輸からは田中委員長が副議長に、横枕中執が事務局次長、市川副委員長が幹事、浦田中執が会計担当に選出されました。

十周年を記念して

 なお、総会終了後、交運共闘結成一〇周年を記念しレセプションが開かれ、八〇名を超える参加で盛況にとり行なわれ、新副議長五人による鏡割りを皮切りに我が全運輸の航空管制支部「スウィング」のバンド演奏とともに池袋の夜が更けてゆきました。


地方政治の革新で、国民犠牲の悪政転換を

住民犠牲か「くらし」を守るか

 四月に東京・大阪の知事選挙をはじめ、全国七七六自治体の首長選挙と一七二〇地方議会で議員選挙がたたかわれます。
 この統一地方選挙は、ゼネコン・大企業奉仕、福祉・教育切り捨ての住民犠牲の地方政治をつづけさせるのか、それとも憲法と地方自治の精神にそって住民の安全とくらしを守る立場に政治の流れをもどすのかが鋭く問われる重要な選挙です。
 この統一選挙の動向は、国政にも大きな影響を与えます。特に、私たち国公労働者にとって正念場となっている「行革」の流れを国民本位にかえるうえでも重要な選挙です。
 この間、自民党政治の悪政にストップをかけるために無党派や保守層とも共同して、全国各地で革新自治体が生まれ、現在、百二十二自治体に達しています。

統一地方選挙に勝利するために

 国公労連中央執行委員会は、大阪府知事選挙(四月十一日投票)に「明るい革新大阪府政をつくる会」が擁立している「あじさか真」さんの推薦を決定しています。あじさかさんは、現在までに、労働者教育協会常任理事などを歴任し、「福祉、医療、教育を最優先し、府民のくらしと中小商工業者の経営を守ること」などを公約しています。
 また、東京都知事選(四月十一日投票)では、「革新都政をつくる会」が擁立している前全労連議長の「三上満」さんを推薦しています。三上さんは、「都民が主人公」の都政の実現のため「都民のくらしと営業、雇用をまもること」「大企業優先の都政から都民の福祉・健康・安全第一の都政に」などを公約しています。
 全運輸は、東京・大阪での知事をはじめとした統一地方選挙に勝利する決議を第三九回中央委員会で満場一致で採択しました。
 ぜひ、職場・地域からの支援をお願いします。

シリーズ
いっちゃん・まっちゃんの社保制度「改革」を斬る!!(その2)〜年金制度その1〜
‥年金法案大綱が厚生省から自民党へ提示されたと新聞に出てたけど、どう見ればいいのかな。
‥いよいよ年金改革法案が国会に上程される段階に来てて、年金問題も正念場を迎えたと捉えることができるんだ。今回はこの「年金」について少し考えてみよう。
‥よく「今年は財政再計算の年」と聞くんだけどどういうことなの。
‥それは、五年毎に、将来支出する年金の給付と保険料などが見合うか計算し、年金財政の長期的な安定を図るためのものなんだ。そして給付額については、物価や賃金水準を加味して見直しも図るようになっているんだ。
‥えっ!でもその論理だと給付額が上がるはずなのに、年金額は減額するような書きぶりになっているよ。
‥そうなんだ。それが今回の「年金改悪」といわれる所以なんだ。昨年厚生省の諮問機関である年金審議会が、答申を出した。その中で、少子・高齢化社会を迎えるにあたり、現状の「給付」と「負担」を続けていけば、年金制度が破綻する。それを防ぐためには、保険料のアップ、給付額のダウン、そして支給年齢の繰り延べを検討すべきだと提起されたんだ。
‥三重苦の押しつけじゃない!
‥そのとおりさ。しかし今回だけは、国民も黙ってはいなかった。これだけ不況が長期化し、失業率も史上最悪といわれる中で、年金までも改悪されたら、まさに死活問題だ。
‥それで、保険料の据え置きも提案されているんだね。
‥そうなんだ。でも根本的な解決には至っていない。
 年金については毎年約十兆円もの黒字を抱えていながら、将来への十分な財源の確保という理由で、積立金の切り崩しには一切触れずに、給付と負担のあり方だけに固執している。一方で蓄えられた財政は、財政投融資という形で公共事業に湯水の如く注がれている。これじゃ、今の社会保障制度は何のために、誰のためにあるのかわからないよ。
‥じゃ、今度の年金制度「改正」法案は絶対阻止しなければいけないんじゃないの?
‥当然だよね。それじゃあ、次回は法案の具体的な中身の話をしよう。

99春闘の荒波を突き進む!!東京港海上デモ
 3月12日に、東京港総行動の一環でもある「海上デモ」に全運輸も関東支部を中心とし、参加しました。
 この行動は東京港湾関係労働組合協議会が主体となって行われ、この協議会は官民の単組が一体となっています。
 当日は、前日までの雨を吹き飛ばすような晴天に恵まれました。(しかし、北風が吹き寒かった。)参加規模は、船舶9隻・参加人員130名(全運輸は7名参加)で、東京港芝浦埠頭を出航し、晴海埠頭・青海埠頭・大井埠頭を経て、品川埠頭まで、約1時間30分ほどかけて、「行革・規制緩和反対・不況打開で春闘勝利」を船上より訴えかけました。
 最後に参加された方、寒風吹き荒れるなか、ご苦労さまでした。