ZEN-UN-YU 全運輸労働組合
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機関紙「全運輸」
2004年
02月20日
(1000号)
要求で団結し 職場に真の労働組合をつくろう

国民のための行政を確立しよう

■1面

1000号を迎えて
 中央執行委員長 福田昭生

■2〜3面

1000号記念対談
 機関紙で確信と元気を届けよう

歴代教宣部長からのメッセージ(900号以降)
 私と機関紙「全運輸」

■5面

不払い残業根絶!
 実効ある超勤規制をめざして
 〜 根本的解決を求め官房へ申し入れ実施 〜

第10回 女性協全国会議
 〜 格差是正は男女共同で 〜

■6面

自衛隊イラク派兵NO!
 明治公園に結集

2004 今年はこんな年にするぞ PART2
 オヤジの権利は?

2004 新春旗びらき PART2


「全運輸」 1面
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祝1000号 記念特集号

たたかいの歴史をつたえて42年
ともに未来を語る機関紙へ

1000号を迎えて

中央執行委員長 福田昭生

 1962年7月10日に創刊された「全運輸新聞」も1000号を迎えました。月2回の定期発行を守って40数年、全運輸のたたかいの武器として、羅針盤として、そして組織者として、全運輸発展の原動力として重要な役割を担ってきました。その「全運輸新聞」の創刊1000号をすべての組合員の皆さんといっしょに祝いたいと思います。
 全運輸の創刊号を開くと、全海事、全陸運、全航空の三単組が組織統合して生まれた全運輸省労働組合の結成大会の模様が誇らかに伝えられています。初代委員長の三浦明さん(本省支部出身)は、結成にあたって「私たちは新しく結成されたこの全運輸省労働組合を更に強じんな、大地に深々と根をはった、そして青天高くそびえる組織とするべく、きょうから活発な活動を開始しなければなりません」とその決意を述べておられます。
 その言葉のとおり、6千人で出発した組織も40数年の風雪の耐え、今では1万人を超えて、交通運輸行政にも一定の影響力をもつ組織に成長してきました。1000号を数える紙面は、まさに全運輸の成長の記録といえます。
 労働組合の新聞といえばガリ版刷りが普通であった時代、活版印刷の全運輸新聞にある種の「威厳」を感じたものですが、IT技術が飛躍的に発達した現在、パソコンを使って手軽に職場新聞が発行できるようにはなりました。しかし、どんな情報をどう伝えるか、教宣部長の悩みまで解消されたわけではりません。
 労働組合の機関紙は、どうしても過去のとりくみの報告記事が多くなりがちです。内容豊かで読みやすい紙面、そして何よりも過去と現在を見据えながら、未来を語る機関紙に育てていきたいものです。

「全運輸」 2〜3面
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1000号記念対談

機関紙で確信と元気を届けよう

 機関紙「全運輸」は、1962年7月10日の創刊以来1000号を迎えました。
 長年機関紙コンクールをされている日本機関紙協会の白岩事務局長と安藤書記長に、これまでの機関紙「全運輸」の活動を振り返りながら、組合活動における機関紙の重要性とこれからの方向性を話し合っていただきました。

「一職場一機関紙」運動が実を結んで

安藤 私は本部専従は2度目なのですが、前の専従の時に教宣部長をしました。一つの時代を作った小川さんから、長田さん〜小林さん〜山口さん〜井上さんという流れの中で、機関紙づくりを大切にする伝統を引き継いだという思いがあります。そのときに日本機関紙協会(以下「協会」と記載)の白岩事務局長とは、機関紙コンクールを通じてお世話になりました。
白岩 協会に入って25年ですが、機関紙「全運輸」はこの間とぎれなく見させてもらっています。全運輸の機関紙コンクールには、しばらくのブランクがあり昨年から再度関わることになりました。
 コンクールで感動したのは、北海海運の10人前後の職場で機関紙を出していることでした。内容も労働組合のことは当然ですが、職場の仲間の動向・私生活を書いているんです。取材して、再現して、読み直す、労働組合のもう一つの顔になっている。そういう分会は、本部の提起に応えていると思いました。
 機関紙コンクールで見ていて感じたのがもう一つ、技術的なことですね。手書きからワープロ、パソコンにと、先進の技術をいち早く取り入れていること。カラー刷りの機関紙も国公の中でトップくらいに早かった。分会レベルの機関紙活動は、国公の中では質・量ともトップクラスです。
安藤 全運輸が職場に根ざした「一職場一機関紙」をすすめたことに応えて、各分会、稚内分会が「最北端」という機関紙を出すということにつながったのだと思います。これは私が教宣部長をしたときに改めて強力にとりくんだのですが、職場に根ざすもの、職場にとって大切なものという機関紙の重要性を感じたからなんです。ですので、今期書記長となっても、人一倍機関紙に対する思い入れが強いと思っています。
白岩 「一職場一機関紙」は、1950年に協会が提起しました。「労働運動の原点は職場だ」ということからですが、労働組合運動を、職場を基礎に要求で団結する活動スタイルにつくり変える先進的な運動形態でした。職場の声を拾っていく場、みんなが話し合っていく場としての機関紙を出していく中で労働組合の幹部が育ってきたのではないでしょうか。初めての役員は機関紙を担当することで運動全体を見られるということも言えます。
安藤 全運輸本部はその伝統を守っています。新人の中執は教宣部を担当していますから。記事を書くということは情報を得るということで、幹部として育つためにも役立ちます。これは本部だけでなく支部・分会にとっても同じことです。新聞を出すということは、方針なりをしっかり把握をしているからということになります。
白岩 機関紙が情報を発信するということは、情報を集めるということです。仲間が何を不満に思っているのか。整理をする中で要求していくこと。自分が知って、他の人に知らせて、一緒に行動していく。「知り、知らせ、学びあい、一緒に行動」ということは労働運動そのものです。新聞を作るのはたいへんだけれど、そういう中で楽しいこともたくさんあります。

厳しい情勢だからこそ存在意義が

安藤 公務員にかけられている攻撃がますます激しくなっています。「民間が苦しいから、公務もガマン」の思想攻撃がありますが、背後にある小泉内閣への批判は表に出てこない。機関紙は、おかしいとはっきり主張を言える場であると思っています。
白岩 自分のことは自分で伝えるしかないということです。自分の不満や要求は自分で発しないとわかってもらえない。そのための方法として機関紙は重要です。公務だけでなく労働者に対する攻撃がかけられていますが、平和の面で言えば、自衛隊のイラク派兵や憲法改悪など、今だからこそ、労働組合・機関紙の役割が求められていると思っています。
安藤 商業マスコミは広告収入で持っているので、トヨタをたたけないですね。機関紙は、賃下げの悪循環の元凶はどこかということを言える。政府や商業的に縛られない本当の意味の「言論の自由」を持っています。
白岩 機関紙は、大きな視点と職場の仲間の状況も両方見ながら作ることが必要です。職場のことだけでなく、大きな課題を書く必要があります。「グローバル化」はきれいな言葉ですが、「アメリカ資本の要求」ということです。そういう視点を元に、組合員に伝えていく必要があります。
安藤 ことの本質をしっかり伝えることが大事だということですね。アメリカがなぜイラクを攻撃するのか。オイルのためだと伝えていくことが必要ですし、財界が内部留保を溜め込んでいながら、賃金を上げないのは何のためかということも伝えていくことが重要です。情勢認識を押さえつつ機関紙で伝えていくことが必要だと思っています。
白岩 マスメディアは、タブーを持っていて、「書けない、書かない、伝えない」ことがあります。しかし機関紙にはタブーはない。何でも書ける。それなのに、労働組合の機関紙のイメージ=「面白くない」を作り上げている。
安藤 だから、中央に行けば行くほど機関紙は面白くなくなりますね。

機関紙は組合活動のバロメータ

白岩 スローガンも大事ですが、マスメディアが伝えないことを伝えることが大事です。イラクの調査団のでたらめさを書くことも重要です。集会報道ばかりではだめですが、必要な面もあります。マスメディアは集会を選別して載せているので、全労連などが関わっている集会は報道しない。ですから、自分たちがやっている集会を伝えていくことは大事です。
 民主主義は手間暇がかかるものです。人間は簡単に動くものではないので、2歩後退しても1歩進めることがいま必要です。コスト論=「機関紙は必要ない」ということも出てきますが、機関紙は組織内民主主義のバロメータです。
安藤 読み手がどう見るのかということを押さえなければならないですね。読み手の視点に立って、機関紙の役割、重要性を考えていかないとおもしろくない。報告記事はそういうことを考えて作らないといけない。
白岩 作り方の問題ということも言えます。集会記事はカタログ情報でもいいと思います。「○月×日、何人出た」でもよい。報告記事はおもしろくないけど、重視はしています。
 協会は「機関紙中心の組織活動」を提唱してきました。これは、機関紙を組合運動の中心にすえた組織強化の運動です。機関紙は組合の活動を伝えるもので、「立派な機関紙があるけど組織がだめ……」というのはない。組合ががんばっていれば、機関紙も良いものができていくことになります。仲間が読まずにおれないような新聞をつくることです。
安藤 それが機関紙は組合活動のバロメータといわれるゆえんですね。
白岩 組織を映し出す「鏡」「血液」「血流」とも言えるのではないでしょうか。一方的ではなく、双方向のもので、日常的に何をやっているのか、結果はどうだったのかを伝えていくものです。
 昨年の機関紙コンクールでは、「お昼の弁当、和食派か中華派か」がトップの記事だったものがありました。私はすばらしいものだと思います。続いて動員の記事があれば読みますし、反対だったら読まれないことになります。
 機関紙を作るうえで、執行部の責任、特に書記長の責任は大きいわけですが、だれでも執行部になる前は読者です。今は作り手、そして戻れば読者になる。機関紙の利点は、機関紙に関わる人が増えれば読者が増えていくことになることではないでしょうか。
 支部レベルでは、教宣部・編集ということだけでなく、「原稿を頼む」ということで、組合員に関わってもらうことができます。1人しか原稿を書かなかったら1人しか読まない。10人書けば10人の読者ができます。だから、感想文を1行だけでも書いてもらうことが重要です。
 企画の考え方では、1人でやるのは簡単ですが、面倒でもみんなでやることで民主主義が生まれるのです。組合は面倒くさい、手間暇かかるが、活動に参加しているというチャンスを与えてもらっている、と考えることもできるわけです。

読まれてこそ機関紙の使命が果たせる

安藤 新聞の作業が終わるのは刷り上がるときでなく、配って読まれることまでで、積まれていては、組織活動ができていないということがわかります。これがバロメータといわれることだと思います。
 「読まれ、待たれ、親しまれる」、興味が引ける紙面づくりが必要だと思います。「次の日曜に集会があります」というイラク派兵の反対集会など、どうやって読者の目をこちらに向かせるのかです。組合員からは意見や反論を出して欲しい。一方通行にならない新聞を出すことが重要ですね。特に分会新聞は相互通行となることが重要ですね。本部機関紙は難しいですが。
白岩 集会記事は人間を前面に出した記事、「私がこの集会に参加した……」という記事だと読んでもらえます。私は集会参加の呼びかけでも「玄関前に集合」の記事を書こうといつも言っているのですが、そうすれば難しく考えず、企画とか何を載せたらいいかと悩むことがなくなると思います。なんらかの集会に参加をしたのなら、その人に必ず感想を書いてもらうと読んでもらえるようになります。
 例えば、1人しか組合員がいなくても1人で新聞をつくって、職場の人に読んでもらっているところもあります。機関紙をつくることで、労働組合があるということを知らせる手段となっています。
白岩 今年度の協会の方針では、「機関紙の力に自信を持ってインターネットの活用を」というものをひとつ立てました。機関紙は、組合員全員に対し「励ますもの」でなければならないので、全員に届くものでなければなりません。そのため刷り物としての機関紙が必要です。一方では、インターネットの活用も大事です。刷り物とインターネットの対立ではなく、持っている力が違い、違うからこそ工夫をすることが必要です。インターネットの利点、弱点、機関紙の利点、弱点を考慮する必要性があります。
安藤 メールのみの配信については、個人としても反対です。機械を介在するのは、血が通わないものになるではないかと思います。「労働運動は人間くさいものであるべき」と個人的に思っています。

メール活用は機関紙があってこそ

白岩 ホームページやメール新聞は機関紙を持ちながら活用すべきです。インターネットの条件は、組合員が全員受けられるということが前提となります。しかし、ホームページやメールは見たか見ないかわからない。配って読まれて機関紙の使命が終わるのですから、それが確認できないのでは、機関紙活動の中心にはなりえないのです。そのため、刷り物である機関紙が中心となるべきで、刷り物をなくしてメールやホームページだけで、というのは誤りです。刷り物が持っている力=重要性を伝えていく必要があると思っています。
安藤 全運輸もメール通信はありますが、速報性のためのものです。「残る」ということが大事だと考えていますし、特集号なども出しています。

広い視点で勇気を与えて

白岩 先日感動したのは、白木屋争議のその後です。三多摩労連・西部一般が継続的に相談活動をしているなかで、労働条件が良くなっていると聞きました。特に中間管理職がかっては月1度しか休めなかったのが、週休2日になり金曜日は零時前には帰れるようになったというのです。
 労働組合の持っている力が弱くなっているのではないかということが言われますが、こういう事例があることを伝えていくことで労働組合の重要性がわかります。
 国公の課題だけでなく、広い視点で書いていく必要があります。「タコつぼ的」ではだめです。元気になるような話を拾っていく必要があると思います。
安藤 機関紙であるなら励ますことも大事ですね。身内の活動だけでなくいろいろな活動を取りあげていかなければならないと思います。それによって確信を持てるような活動につながります。
白岩 全運輸は自信を持つべきだと思います。機関紙コンクールはつくっている人たちが励まされるものです。組織としても機関紙活動としても自信を持って、新たな出発をしていってほしいです。
安藤 機関紙「全運輸」が勇気を与えないと組合員が元気にならないわけですね。1000号は42年かけて到達したことですが、これは本部の執行部や教宣部だけが作ったものではなく、組合員みんなで作り上げたものだと考えています。
 これからも職場を基本に、組合員や組合員の家族だけでなく、多くの人を元気づける機関紙をめざして作り続けていきたいですね。

白岩 壽光(しらいわ としみつ)さん
日本機関紙協会事務局長。
1979年4月入局。『機関紙と宣伝』編集部、出版部、事務局次長を経て、02年11月より現職。

安藤 高弘(あんどう たかひろ)
全運輸本部書記長。
1994年4月に専従中執となり教宣部長などを担当。97年に職場にもどり、02年再び専従として書記次長となり、03年9月より現職。



私と機関紙「全運輸」

原点は「全運輸」

 機関紙「全運輸」1000号おめでとうございます。「全運輸」へは、四コママンガ「ルート31」を86年5月から95年までの9年間、途中からは「一コマ世評」と交互にせっせと描かせてもらいました。支部や分会の機関紙、広島県労連の四コマともあわせ、当時はかなりのマンガを描かせてもらいました。当時のことを思い出すと、マンガのネタを考える中で、職場のことや社会のことにきわめて敏感に感じていたような気がします(今は少し鈍ったかも……)。「ルート31」を描き始めた頃、全運輸は三十一支部あり、それにちなんで名前を付けましたが、すぐに三十支部になり、二十九支部になり、いまや独法労組やいろいろ変わって、時代の変遷を感じます。現在「全労連」の四コママンガを担当していますが、私の原点は「全運輸」にあったような気がしています。

中国支部  和井 かやのさん

歴代教宣部長からのメッセージ(900号以降)

機関紙に喜怒哀楽を込めて

 機関紙「全運輸」の1000号おめでとうございます。41年余の歴史の中で私は3年間、機関紙作成に携わらせていただきました。
 全運輸では、機関紙を教宣部が担当していますが、一口に教宣部とは言っても、教育と宣伝という組織(労働組合)にとって大変重要な生命線を担う柱を2本も抱えているのだから欲張りな部です。とはいえ、私は、宣伝にかまけてばかりではなかったかと思わずにいられません。機関紙は、組合員であれば誰でも等しく手にすることができ、教育=勉強がどこでもできる有効な手段であるにも拘わらず、です。大変もったいないことをしたなぁと反省しきり…。身の回りに起こっている大小様々な事柄を知ること、理解することから疑問や怒り、肯定否定等の感情が起こるのですから、やはり情報は大切です。私は組合には喜怒哀楽を共にするということが不可欠だと思っていますので、その意味では心を砕いたつもりですが、足りない部分もまた多かったのだろうと、今こうして当時を振り返る機会をいただいて改めて思った次第です。
 ともすると同じ機関紙が一人ひとりに配られるのは無駄だ等と言われることがありますが、行動に参加できない組合員に情勢や情報を伝達する手段であり、機関紙はその存在が既に労働活動の一つであり得るのですから、機関紙はかけがえのないものです。これからも読み手の顔を思い浮かべながら「全運輸」を作り続けて下さい。毎号楽しみに待っています。

平賀 親美さん(98〜99年在任)

今こそ役割を発揮するとき

 機関紙「全運輸」1000号発行おめでとうございます。私が教宣部長を務めた当時の思い出を交えながらメッセージを送りたいと思います。
 私が、「女王様」とも呼ばれた前任者から教宣部長を引き継いだ当初は、びっしり詰まったスケジュールのどこに機関紙の入稿日・校正日を入れるかや、原稿を集めるのに苦労しました。また、入稿日や校正日に、あかつき印刷校正室一角に陣取った全運輸のテーブルは、必ずと言っていいほど夜まで「修羅場」だったことが思い出されます。
 私の頑固なこだわりがそうさせた気もしますが、中執の皆さんの協力でどうにか回転できました。教宣部全員の「いかに『全運輸』を読ませるか」という思いが、私の頭と体を動かす源でした。
 そうやって人の手をかけて苦労して作ったものだから、できあがった「全運輸」を手にした時は、達成感とともに愛着をもおぼえました。
 さて、平和を守るたたかい、「行革」・公務員制度改悪反対のたたかい、日航907便事故に関するとりくみなど、重要な課題が多くあります。こういった厳しい時期こそ、問題の本質を正確に伝え、要求を組織するという機関紙の役割が発揮されるべきだと痛感しています。
 1000号という記念すべき節目を迎え、機関紙「全運輸」が、文字どおり「たたかいの先導役」として、ますます発展されるよう期待しています。

真面 昭一さん(99〜01年在任)

情報大海の羅針盤になれ

 私が機関紙作りに携わったのは、2000年10月(927号)から2002年9月(966号)までの2年間であった。特に、947号から966号までの1年間は、教宣部長として「全運輸」を通じて多くのことを勉強させていただき、今でも感謝している。
 元来、理系である私にとって、文章を書いたり校正する作業は最も苦手とする分野であったが、機関紙作りを続けていくにつれて、自分の頭で描いているイメージを如何に読み手に正確に伝えるか、この難しい作業が面白く感じられるようになったからである。
 現代社会は情報化社会とも言われ、巷には様々な情報が氾濫している。だからこそ、必要な情報を如何に素早く正しく伝えるかが問われていると思う。
 例えば、1月29日の朝日新聞に、日経連の奥田会長が「教育費や過大な生命保険加入などの家計の無駄を見直すべきだ」と発言したとの記事が掲載された。この記事は、経済界のリーダーが次代を担う青少年の教育費削減を公言したという意味で、私個人としては国民にとって非常に重要な内容だと思うが、他の主要紙には掲載されなかったため、こうした情報は広く国民に伝わっていない。
 職場においても、組合員がいつも全ての主要紙に目を通しているわけではないので、組合員が情報の大海を漂流することがないよう、「全運輸」には羅針盤の役割も求められている。
 1000号を超えても、「全運輸」のさらなる発展を願ってやまない。

片山 雅敏さん(01〜02年在任)

案ずるより産むがやすし

 機関紙「全運輸」1000号おめでとうございます。
 「機関紙は、4面構成でやらんといかんな」という声に押されて、機関紙作りをしてきました。機関紙「全運輸」4面のボリュームは、1面4900文字・2〜3面12360文字・4面5880文字という、とてつもない「大きさ」で、しばしば紙面をじ〜っと睨んで考え込むことも多々ありました。
 私が機関紙を携わって思い出があるのは、「公務員制度改革」でILO(国際労働機関)が日本政府に対して勧告を行ったことを1面に持ってきた際、トップの写真をどうイメージするかで悩んだことです。いろいろ相談したあげく、ILO本部の写真を持ってこようと決めました。ILO東京支局(場所は、おしゃれな町・青山にあります)にアポとって、支局に行って、写真をお借りして、どうにか「絵」になりました。(7月5日第985号)
 「行動」ばかりの写真ではなく、少し「インパクト」のある紙面になったのではないかと思います。
 その号の「躍動」にも書きましたが、「案ずるより産むがやすし」とはこのことと妙に納得したのを覚えています。
 教宣部長は、毎日のように業務があります。その業務量から言えば書記長と肩を並べるのではないでしょうか?
 そんな私を陰日向で支えていただいた教宣部の皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。

村上 明夫さん(02〜03年在任)

「全運輸」 5面
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不払い残業根絶!

実効ある超勤規制をめざして!!

〜 根本的解決を求め官房へ申し入れ実施 〜

 「不払い残業根絶、実効ある超勤規制をめざす」とりくみについては、働くルールの確立の観点から、昨年2月の第43回中央委員会で正式に提案し、全職場での討議を展開して、意志統一をすすめてきました。
 その結果、9月の第42回定期大会でとりくみ方針が承認されたところです。また、12月の第20回全国書記長会議では、とりくみの具体化を本年4月から実行していくことを確認し、「実効ある超勤規制をめざす」とりくみを強力にすすめていくことにしました。

残業の原因は、無謀な定員削減

 賃金(手当)の支払われない「残業(超過勤務)」は、かつては『サービス残業』と呼ばれていました。愛社精神や生産性向上の名目で、労働者が自己犠牲を払う形となっていました。
 今、民間では、リストラ「合理化」が押しすすめられ、一方的な解雇や、正規から非正規労働者への転換など、雇用不安の状況が続いています。
 そうしたなかで、不払い残業の告発運動が展開され、会社側に未払い分を支払わせるなど、労働者の権利を守るたたかいがすすめられています。
 一方、公務においても、業務量や複雑・高度化する業務内容などを無視して、一律機械的に「定員削減」が強行されてきています。
 公務においては、定員が「総定員法」で定められており、勤務時間内での業務遂行が確保される定員配置が前提となっています。そのため、公務における超過勤務は、「勤務時間法」で「臨時又は緊急の必要がある場合」のみ勤務時間以外の勤務を命じることができることとなっています。
 しかし、現在の職場状況は相次ぐ定員削減が強行されているにもかかわらず、抜本的な業務改善施策が講じられていないため、日常業務の延長としての超過勤務が行われています。しかも、十分な予算確保がないため、毎月の超過勤務に不払いが横行している状況が生まれています。

政府・人事院も一応、縮減策を掲げてはいるが

 人事院は「超過勤務の縮減に関する指針」を策定し、災害等臨時の場合を除き、年間360時間を上限の目安とするなど、超勤縮減を指示していますが、上限時間は拘束力のない「目安」であって努力目標にすぎず、しかも週・月単位の時間数が示されない大くくりなものとなっていることから、その実効性の確保や時間数の上でも不十分なものと言えます。
 また、政府も昨年9月に「労働時間短縮対策」を改正し、労働時間把握の徹底や管理者にコスト意識を持たせるとしていますが、要員確保に触れないなど根本的な解決策にはなっていません。

官房へ「超勤規制」を申し入れ

 全運輸は、過酷な労働実態を解消し、働くルールを確立するため、2年前から、「超勤規制」の議論をすすめてきました。
 そのとりくみの集大成として、昨年2月の第43回中央委員会で「不払い残業根絶、実効ある超勤規制をめざして」というとりくみ方針を提案し、その合意を図るために職場での討議を展開してきました。最終的には9月の第42回定期大会で運動方針として承認されたところです。
 また、とりくみ方針の具体化をはかるため、12月の全国書記長会議で、(1)職員の出退庁時間を当局責任で記録させ、そのことで残業実態を正確に把握させる。(2)残業の一掃、不払い残業根絶をめざすために、労使協議機関として「超勤適正化推進委員会」を設置すること、などを再確認するとともに、本年4月から実行に移すため、2月中を目途に全運輸本部から、官房当局に正式に超勤規制の申し入れを行い、各支部も順次、地方当局交渉を展開していくこととしました。
 全運輸本部は、2月13日に官房参事官に対し、書記長会議の確認にもとづき、申し入れを行いました。
 申し入れに対して、官房当局は「(超勤縮減は)重要な問題と認識している。人事院や総務省の方針もあり、国土交通省としても、これまでさまざまとりくんできているがなかなかすすんでいない。むずかしい広範な課題もあるが、今回の申し入れを契機として早急な改善に努めたい」と回答しました。

働くルールの確立で健康で明るい職場を

 現行の超過勤務は、通常の業務が勤務時間内に片づかないから残業せざるを得ないところです。あわせて、誰が何時間、残業をしたのかという重要なことを管理者が正確に把握していないことが大きな問題です。
 そのため、職場ではメンタル面での病休者が多くなっていますし、毎日の残業によって、疲労感が漂っている状況となっています。
 活気ある職場環境にするために、また、過度の個人犠牲をなくすためには、労使がしっかりと協議して、抜本的な改善策を作り上げることが重要です。
 健康で、明るい、そして、やりがいのある職場にするために「働くルール」を全ての職場で確立しようではありませんか。


第10回 女性協全国会議

〜 格差是正は男女共同で 〜

 2月1〜2日に、女性協第10回全国会議を東京・西新橋の国公労連会議室において開催し、本部・支部合わせて50名が参加しました。会議の中では、女性のおかれている状況について学習会も設け、2日午後には官房人事課交渉を行いました。

前進のためには全体でのとりくみに

 会議では、男女共同参画法案をはじめとする法・制度整備が進んでいる一方、それを実感できる状況になっておらず、昇任昇格問題など職場全体の要求として、とりくみを続けていくことが重要であると確認しました。
 一方、航空職場からは育休代替要員の不足がさらに深刻化しており、航空の安全が脅かされるとの発言や、保育施設の設置が大きな要求として出されました。女性協だけでなく航空部門委員会や支部からも航空局に働きかけていくことを確認しました。
 その他にも平和問題や健康診断など多岐にわたる問題について意見が交わされ、各支部からのべ25名の発言がありました。本部・支部・職場が密接に連絡を取り合い、同時にとりくみをすすめていくこと、また男女格差の是正のために、意識調査の結果をふまえて具体的な方針を検討していくことの必要性を確認して全国会議を終了しました。

格差是正の具体策示さず

交渉では、女性に関わる様々な課題への具体的な改善策について官房参事官から「平成13年12月に出された採用登用拡大計画に基づき、格差の解消、人事担当者や管理職の意識改革を行っている」との回答がありました。しかし男女格差是正の必要性は認めながら、現行の人事ルールの範囲で行いたいとの回答に終始し、具体的な方策は示されませんでした。
 また、セクハラ相談員や保育施設の問題については、検討していくという前向きな回答があったものの、航空職場の育休代替要員については十分な人員の確保ができているとの認識を示し、現場の実態と大きなずれがあることが浮き彫りとなりました。
 さらに、宿舎の防犯強化と庁舎の女性用施設の改善要求に対しては、予算の制約はあるものの対応していく姿勢を示しました。
 交渉後には各課題の解決と差別是正のための具体的なとりくみとルールづくりをめざし、女性だけでなく男性とともに運動をすすめていくことを確認しました。

「全運輸」 6面
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2・5ピースキャンドル
10、000人
 
2・13大集会
12、000人

自衛隊イラク派兵NO!

明治公園に結集

憲法を踏みにじる

 政府は、圧倒的多数の国民の反対や疑問を無視したうえ、自衛隊のイラク派兵を決定し強行しました。これは、米英両国の無法な侵略戦争と不法な占領支配に参加し、「交戦権」を禁止した憲法を踏みにじるものです。また、昨年強行成立させた有事法制に続き、今国会では、国民を戦争に総動員する「有事関連7法案」を成立させ、「戦争しない国」から「戦争する国」へ変えようとしています。このことは、憲法解釈の変更や憲法改悪の動きからも明らかです。

2/5
平和の灯が防衛庁を包む

 イラクへの自衛隊派兵の中止・撤回を求め、2月5日18時からピースキャンドルナイトにとりくみました。
 「2・5防衛庁を平和の灯火で包囲する実行委員会」がよびかけ、1万人が明治公園〜防衛庁前〜JR市ヶ谷駅付近まで、提灯やろうそく、ペンライトなどさまざまな平和の灯でパレードし、反戦・平和を訴えました。
 自衛隊のイラク派兵以来最大の行動となり、全運輸からは在京支部・本部から25名が平和の灯を手に参加しました。

2/13
20団体の呼びかけで

 イラク派兵を即刻中止し平和憲法の改悪を許さない運動は、市民、労働者、宗教者、諸団体があらゆる垣根を越えて一体となり大きく発展させることが、今まさに求められています。
 こうしたなか、「陸海空港湾労組20団体」などが呼びかけ人となり、2月13日18時30分から東京・明治公園において、「守ろう!平和といのち2・13大集会」が開催され、集会終了後には、国会コース・代々木公園コース・新宿コースの3コースに分かれピースパレードを行いました。全運輸は20団体に結集し、在京支部・本部から50名が参加しました。

今行動しなければ

 集会では、全国港湾の星野さんが「港を戦争のために使わせない」とアピール、各政党からも日本共産党から志位委員長、社民党から福島党首、民主党から生方衆議院議員が参加し、国連を中心とした人道・復興支援を、自衛隊の即時・全面撤退などをそれぞれ訴えました。航空安全会議の大野議長が「派兵反対」、「憲法守れ」とあいさつ、1万2000人のシュプレヒコールが会場に響きわたり、大きく成功をおさめました。
 ピースパレードは、終盤、雨も降り出しましたが、参加者は「今行動しなければいつ行動するのか」と寒さを吹き飛ばす力強い足取りで最後まで行進しました。


2004
今年はこんな年にするぞ
PART2

オヤジの権利は?

 春闘、人勧、公務員制度、年金、組織再編、宿舎料、昇格、各種手当、定削、長時間過密労働、海外派兵と思いつくままに挙げても、腹の立つことばかり、今年こそいい年でありますよう。
 今年も中国支部は明るく、楽しく、今、支部委員会に向け、議案書討議の真っ最中。
 大きくかちとれなければ、地方レベルで、それでもだめなら身近な問題で、活動を前進させ、約4百名の支部組合員の雇用、身分、権利をみんなで守っていきたいと思います。
 それにつけても、増え気味の酒量、子供の冷たい視線、奥様の身にしみる御小言から、オヤジの身分と権利は今年も守られないのでしょうね、きっと。

中国支部  安田 卓史通信員


2004
新春旗びらき
PART2

懐かしさ口ずさみ

 我が羽田航空支部成田分会2004年旗開きは壁に貼られたスローガン「今こそ!!!」の下、1月8日管理棟1F食堂で、成田分会出身本部・支部役員激励会を兼ねて行われました。
 最初に諸橋分会長の挨拶に続き来賓の方々を交えての樽開きとなり、その後、門寺副分会長乾杯の音頭とともに歓談の時が始まりました。
 今回は管通職員有志による生バンド演奏が行われ宴の席に花を添えました。演奏曲目は団塊の世代の職員を意識してか(失礼?)懐かしのビートルズナンバーが続き、我々組合員の中には懐かしさのあまりか、おもわず口ずさむ方の姿もちらほら見受けられました。
 その後恒例のビンゴ大会へとプログラムは進行しまた。最初の方のビンゴは組合関係者が続き「身内ばかりか!」との声も聞こえましたが、その後は日ごろ行いのよい組合員の皆さんのお手元には賞品が渡ったのではないかと思います。
 最後にまた団結ガンバローで会は締めくくられ、また新たな年の組合活動をスタートしたことをご報告致します。

羽田航空支部成田分会  遠藤 孝治

なんと私が3等!

 今年も恒例の旗開を行いました。皮肉にも私が旗開きの準備担当となり、お寿司やオードブルの手配をし、最後の最後にビンゴゲームの景品を買いに行きました。
 景品を買いに行った当日はまだ正月休み真っ只中で、私よりもお金を持っていそうなちびっ子・その保護者でごった返していました。あまりの人の多さに購買意欲をなくしかけていたのですが、何とかもらって嬉しい物を必死に考えて買い揃えました。
 これが功を奏し、何と私が3等を獲得しました!主催者がもらうのもどうかと思ったのですが、それはそれ、これはこれ。私にとってとても良い旗開きとなり、今年もこの調子で良い一年になりそうです。
 最後に、ビンゴゲームの間ずぅーっと「頼むぜーぃ」と叫んでいた支部長の姿が忘れられません……。

沖縄航空支部  芝原 睦美通信員


 

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