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機関紙「全運輸」2000年6月20日・7月5日合併号(922号)

要求で団結し、職場に真の労働組合をつくろう 国民のための行政を確立しよう


総人件費抑制攻撃をブッ飛ばせ 暑い、熱いたたかいが始まる!! 〜「平均五〇〇〇円」人勧期要求と夏期闘争方針決定〜


 国公労連は、六月七日に第一〇八回拡大中央委員会を開催し、平均五、〇〇〇円の人勧期賃金要求と、夏季闘争方針を決定しました。全運輸は、六月一五日の第二回支部代表者会議で、人勧期にむけたたたかいの方針を決定するとともに、六月一六日に支部代表者による官房人事課長・文書課長交渉を実施し、新たな定員削減策定反対と独立行政法人に移行する職員の労働条件維持を迫りました。

調整手当「見直し」改悪・賃金切下げ反対

 全運輸の第二回支部代表者会議では、史上最低の春闘相場をうけて、かつてない厳しい情勢のもとでのたたかいとなる人勧期闘争で、(1)平均五、〇〇〇円の賃上げ要求をはじめとした生活改善要求を前面にかかげ、要求にもとづく勧告を人事院に迫る、(2)調整手当の「見直し」改悪阻止、賃金切り下げ・一時金切り下げの勧告阻止など、生活悪化を招く賃金引き下げに反対するとりくみに総力をあげることを意志統一しました。

新たな定員削減計画策定の阻止を

 国民犠牲の「行革」反対、行政民主化のたたかいでは、「一〇年間一〇%」の新たな定員削減計画を阻止するために、(1)行政サービス後退や労働条件の悪化を許さず、改善をめざすための所属長交渉や上申闘争の強化、(2)「二五%定員削減」をはじめ行政「減量化」阻止を目標においた政府・総務庁への追及強化、など国公労連の統一闘争に結集し、たたかいをすすめることを確認しました。
 また、独立行政法人化にかかわっては、中期目標・中期計画と関連して当初予算が策定され、給与・手当、服務、労働時間などの就業規則の策定作業が行われることから、独立行政法人に移行する職員の労働条件を維持するために、支部代表者会議参加者で翌日に実施する人事課長・文書課長交渉をかわきりに運輸省当局交渉を強化することを確認しました。
 なお、「独立行政法人に対応する全運輸の組織・財政の整備方針」については、六月一五日の全運輸組織財政検討委員会の最終答申をふまえ、七月七日の全国書記長会議で提起し、職場討議をすすめ、九月の第三九回定期大会で決定することを確認しました。

官房人事課長・文書課長交渉を実施

 六月一六日の官房人事課長・文書課長交渉は、支部代表者と本部役員四三名で実施し、定員削減問題で人事課長に、独立行政法人の労働条件問題で文書課長に要求の実現を迫りました。
 交渉で人事課長は、「いままで総務庁に対して、運輸省は国民の安全確保のため、職員の七割が窓口で国民に接し、交替制勤務をしていることを説明してきたが、今日の話もふまえ、職員のおかれている状況を引き続き訴えて、計画作業に反映させていくよう最大限努力したい。また、必要な増員にも最大限努力したい」、文書課長は「これまでの良好な労使関係を引き続き維持できるようにしていきたい。中期目標・計画の策定においても、良好な労使関係を十分にふまえながら策定していきたい。就業規則の策定においても、労働組合の意見を聞き、知恵も借りたい」と回答しました。

人事院、調整手当改悪で五市を除外の提案

 六月三〇日に人事院は、「それぞれの地域圏において在職者が多く、人事管理に与える影響が大きい都市」を今回の調整手当の見直しから除外する提案を国公労連に行いました。四月二四日の「見直し案」で切り下げ対象地域であった札幌市、静岡市、堺市、岡山市、福岡市について現行どおりの支給割合とするとしています。
 人事院は、七月六日に最終決着する動きにでており「見直し地域」の全面的な撤回をもとめて最後までたたかうことが重要です。

自公保の悪政を国民的な共同でストップを

 六月二五日投票でたたかわれた総選挙は自民・公明・保守の与党三党が議席を大幅に減らし、野党第一党の民主党が議席数を伸ばす結果となりました。
 新しい国会では、自公保三党を中心に、「絶対安定多数」を背景にしながら、国民いじめの悪政の継続が予想されます。私たち国公労働者にとっては、行政の「スリム化・減量化」、総人件費抑制の推進勢力が国会の多数を占めるという状況のもとで、いっそうのたたかいの強化が重要となっています。




やくどう
 自民党行政改革推進本部が「天下り」を、権限を背景とした省庁の押しつけ的な斡旋による国家公務員の再就幟と定義し、「天下り」を将来的に全面禁止する方針を決定したと報じた。その上で公務員の雇用維持のため、段階的な定年制の六十五歳引き上げや嘱託などの再雇用により、省庁での在職期間を長期化するとしている。さらに、立法作業に一定期間携わった公務員に自動的に「事務弁護士」資格を付与することも検討している▼「天下り」には国民批判が根強い。今更なんだとも言いたいが、寧ろ、これまで放置してきた訳を聞いてみたいものだ▼さて、「天下り」の全面禁止や定年制延長など大いに歓迎したいが、国家公務員の大幅定員削減策定や現状の退職時年齢を考えれば、実行は容易ではない。その対象が一握りの者なら話は別だが▼今、日本の隅々で雇用・生活不安が蔓延している。公的年金支給と連動する雇用の確保は多くの労働者の切なる要求である。「甘い言葉」に騙されて、時節を逸してはならない。(S)





らしさ≠ヘ差別のはじまり  第30回国公労連女性交流集会

 六月二〜三日、第三〇回国公労連女性交流集会が山形県天童温泉「滝の湯ホテル」で開催され、全国から十五単組、六三二名が参加しました。
ホッとハッとの法則
 初日、辛淑玉(シン・スゴ)さんによる「女性として在日を生きて、働く女性へのメッセージ」と題した記念講演がありました。
 「帰った時に灯りのついている家に、男はホッとし、女はハッと(夕食作らなきや、片づけものしなくちゃ)する。これを“ホッとハッとの法則”と呼びます」「家事・育児・介護は、昔は男には許されなかった。日本社会が奪ったのです。男にも権利がある。そして、その結果が女性を従属させた」「“らしさ”は差別をつくります。ランクづけをつくります。相手を人として見なさい」など、女性の本音を軽快な語り口で話され、興味深い講演でした。
女性をめぐる 職場実態
 各単組からの活動報告では、全医労から、国立宇田川病院の鶴岡市への委譲に関して、人員配置、財政など、具体的な計画が明らかになっていないこと、管理運営面で市の責任が不明なままであることなどの問題が訴えられました。また、全建労からは、男性との昇格格差が、解消に程遠い実態であるなか、署名や人事院への行政措置要求で前進しているとの発言もありました。
差別はあっては ならない、だから たたかう
 武城国公女性協事務局長のまとめでは、「差別は決してあってはならない。だからたたかっていく」という力強い言葉がありました。
 最後に、参加者全員の合唱で一体感をたかめ、集会は熱気を帯びたまま終了となりました。

二〇〇〇年四月期 航空部門昇格上京団行動
ガマンはもう限界!低位級頭打ち

 航空部門昇格上京団は、六月一〜二日に運輸本省で開催され、全国から五二名が参加しました。
 初日の会議では、(1)低く押さえられている航空職場の職務評価の一ランク上位格付け、(2)団塊の世代対策のための級別定数の大幅拡大、(3)人事院が作業をすすめている調整手当の「見直し」改悪阻止を重点課題とすることを全体で確認し、二日目の航空局監理部長交渉、官房人事課長交渉に臨みました。

低位級での頭打ちを 解消する手だてを

 交渉では、行(一)職において、技術専門官及び保安専門官の低位級における双子・三つ子問題について、各支部から切実な現状の訴えとその改善をせまる発言が相次ぎました。当局回答は、「基本は、級別定数の切り上げで上位級をとっていくという作業を根気よく続けることが大事。施設管理官や上席保安専門官ポストを足がかりに上位級獲得に努力する」というもので、具体的解決にはほど遠い内容になっています。
 専行職では、団塊の世代対策としての四級昇格に係わる課題で、運用職種および管技職種における定数拡大を重点に訴えました。また、航空機検査官の三級昇格が遅れてきていることについても、その実態を当局に強く訴えました。

航空管制手当 の増額を

 手当関係では、昨今の航空交通量の増加に見合う航空管制手当の増額を迫りました。当局の回答は、「手当全体が見直されないよう注意しつつ、増額を図りたい」というものでした。
 交渉後、要求の実現に向けて職場からの要求の積み上げを確実にしていくことを全体で意志統一し、二日間にわたる昇格上京団行動を終了しました。

2000年4月期運輸部門昇格上京団行動
今後も努力していきたい7級定数拡大

 運輸部門昇格上京団行動は、六月八〜九日にかけて東京・池袋で開催され、全国の職場から二四名の仲間が参加しました。
七級定数の 大幅拡大を
 会議では、団塊の世代対策のための級別定数大幅拡大、支局長等上位級の格付けアップや、女性の任用差別の撤廃、行(二)職の部下数制限の撤廃、調整手当の改悪反対について活発な議論が行なわれました。
 参加者からは、「六級の高位号俸者が年々増加しており、抜本的改善には級別定数の大幅拡大が必要である」との発言がありました。
 特殊勤務手当の改善要求では、「船舶測度官の手当が何故無理なのか。その理由を明らかにし、運動につなげる必要がある」等の発言もありました。
 官房人事課交渉では、(1)調整手当「見直し」問題での人事院に対する働きかけ、(2)全体的な職務評価引き上げ、(3)団塊の世代対策のための級別定数拡大、(4)国土交通省移行後の定数維持、について当局に強く訴えました。
国土交通省ではむし ろ定数引き上げを
 当局は、「調整手当『見直し』については、職員の士気に影響するので、人事院に再検討をお願いしている。職務評価引き上げについては、共通認識を持っている。最大限努力し実績を上げたい。七級定数拡大に努力してきている、今後も努力したい。国土交通省移行後、定数が切り下げられるとは考えていない、むしろ引き上げるよう努力していきたい」と回答しました。
 この後、各個別課題について職場の要求と現状を訴えました。
 今後も、職場からの要求を積み上げ、粘り強いたたかいが必要です。

戦争の悲惨さを語り継ぐために
国公青年平和のつどいin広島

 六月十六〜十八日広島市において、青年独自の平和を守るとりくみの一環である「国公青年平和のつどいin広島」が、開催されました。
 この集会は、青年が確信を持って平和運動に結集することを目的として開かれ、各単組、県国公の代表一二五名、全運輸からは十一名の青年が結集しました。
被爆の実態を 自らの目で
 集会の主なとりくみである学習会では、被爆者の方から、被爆当時の生々しい状況を語って頂きました。また、フィールドワークでは、どしゃ降りの雨の中、爆心地付近の悲惨さを後世に伝えるべく残された建物や、大本営跡等の戦争遺跡を、自分の目で確かめました。さらに、チャーターした船から海上自衛隊呉基地や瀬戸内の島々にある米軍弾薬庫や給油施設を視察し、日本での軍備増強の実態を目のあたりにしました。
「唯一の被爆国」を 実感して
 この集会を通して、原爆が人体実験に使用されたことや、現在世界中で行われている核実験や原子力発電所の事故などが、自らの問題であるとともに、七月に開催される九州・沖縄サミットにおいて、広島・長崎の被爆資料をサミット会場に展示した場合に、出席する首脳がその見学を拒否していることなども学習しました。
 最後に、今回の集会を通じて、国公青年が平和の礎として国民の声を代弁していく必要性を参加者全員が感じ、たたかう決意をあらたにしました。

必要な要員確保を!
運輸部門次年度要員・予算原局交渉

 全運輸は、六月九日に次年度要員・予算要求に向け原局交渉を実施し、市川運輸部門委員長を交渉団長に、支部代表、本部合わせて二四名が参加しました。
 事後チェック体制の強化を!
 自動車交通局交渉では、(1)自動車検査の独立行政法人化にかかる体制強化について(2)自動車運送事業の需給調整規制廃止後の事後チェック体制強化などを重点に実施しました。
 運輸政策局交渉では、(1)安全防災体制の強化について(2)有珠山対策などについて職場実態を訴え交渉しました。
 PSCの体制強化を!
 海上技術安全局交渉では、(1)海運支局の再編整理について(2)PSC業務の体制強化及び船舶検査官の再配置について(3)労務官の体制強化などについての考え方を追及しました。
 海上交通局交渉では、(1)海運支局の再編整理について(2)需給調整規制撤廃後の安全確保と離島住民の足の確保及び港湾運送事業の安定化方策などについて体制強化のできる要員確保するよう交渉しました。
 鉄道事故防止対策を!
 鉄道局交渉では、(1)需給調整規制廃止後の事後チェック体制と地域住民の足の確保について(2)トンネル崩落事故をはじめとする鉄道事故防止体制強化などを重点に追及しました。
 「要員確保最大限努力する」
 各原局交渉で、各支部代表から切実な職場実態を訴え、次年度要求に反映するよう強く求めました。
 これに対し当局からは、「職場の実態は理解している」「査定当局の対応は大変厳しいが、次年度の要員・予算の確保については最大限努力する」と回答がありました。
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とりくみの到達点を確認
 第99-2航空支部代表者会議

 六月十六〜十七日、第九九―二回航空支部代表者会議が東京で開催され、本部・支部代表あわせて三一名が参加しました。
 報告では、航空保安大学校連絡会、航空事務管理交流集会、第十四回航空無線委員会の各職種委員会と、二〇〇〇年四月期航空部門昇格上京団行動についておこなわれました。
 昇格上京団行動については、航空機検査官職場は少人数なことから参加できない状況にありましたが、本部小委員会を中心に課題の整理等をおこない、全国から仲間が参加し、自らのおかれている昇格実態を当局に訴えたことが特徴として報告されました。
大きな課題が目白押し
 議題については三件の提案について討議をおこないました。
 「今後の航空保安システムのあり方について(案)」については、七月中に要求を組織化するために、各支部において、当局の基本的考え方(ユーザーニーズへの対応、行政改革の要請への対応、新技術の活用、アジア太平洋諸国等との連携、航空保安職員のライフサイクルへの配慮、の五項目)についての意見集約をすすめることが確認されました。
 二〇〇一年度整備予算要求については、当局提案を基本に検討をすすめることとし、七月に開催する第九九―五回航空部門委員会において、一定の確認をすることとしました。
 「空港施設保全業務におけるブロック管理体制の確立について(案)」については、六月二八〜三〇日に開催する第八回航空施設委員会にて集中議論をおこなうこととしました。
 航空部門の各職場・職種で、大きな課題があることから、引き続き各支部が主体的力量を発揮するために、奮闘することを確認して会議を終了しました。

新たな業務体制のスタートを!
 第14回航空無線委員会

 第十四回航空無線委員会は、六月六〜八日の間、東京・目黒において、全国から一一九名が参加し、開催されました。
 民間委託本格化へ腹固め
 この航空無線委員会は、目前に迫った民間委託フェーズIIに対するとりくみを確認するとともに、新たな管制技術業務の構築に向けたとりくみを意志統一するため開催されました。
 会議では、「民間委託で本当に航空の安全が担保できるのか」「民間委託が早期退職につながるのではないか」「若者が将来展望を見いだせない」など、民間委託フェーズIIに対する職場の不安があげられました。
 再度、管制技術職種がおかれている状況、間近に迫っている団塊の世代の大量退職にむけて何らかの対策が必要であり、そのためには民間委託を受け止め新たな管制技術業務の確立が必要であることを示しました。
 そして、ともすれば「丸投げ」となってしまう民間委託について、フェーズIをフェーズIIの試金石として受け止め、引き続き管制技術官として航空の安全を担保する役割を担うため、民間委託を踏まえた新たな管制技術業務の確立に向け、各管制技術官それぞれが、とりくみを深めることを意志統一しました。
 ビルドをつよく要求
 最終日の監理部長・管制保安部長交渉では、会議での意志統一を踏まえ、国の責任で公平・透明性を確保した「受託機関」を選定すること、安易な減量化・民間委託計画の前倒しをしないこと、早期退職の強要をしないこと、技術管理センターを設置するとともに、管制技術業務を再構築すること等の要求を訴え確約させました。また、最後に東北航空支部菊池副支部長が職場からの決意表明を行い、交渉を終えました。
 管制技術職種は、民間委託フェーズIIの導入を意志統一しました。今後は、新たな管制技術体制確立に向け、第一歩を踏み出すこととなります。

自動車登録の形骸化にストップを!
 第三二回自動車登録委員会

 第三二回自動車登録委員会が、六月十九〜二〇日、池袋センターシティホテルにおいて、本部、支部代表あわせて二五名の出席で開催されました。
 要員確保で窓口一元化
 自動車検査(検査場における検査)の独立行政法人化への移行に関連して、窓口一元化などの業務体制や要員の確保について議論が集中しました。特に業務体制については、窓口一元化は必要ながら、要員をどう確保させるか、また、小規模支局等での体制を今後どう維持していくのかについて、討議を深めました。
 ワンストップは国民 サービスになるのか
 自動車保有手続きのワンストップサービスでは、各行政(車庫証明等)手続きを一回の電子申請による場合の問題点や登録職場の縮小・要員の削減の可能性、申請人かどうかを確認する認証システムなどについて議論しました。
 登録申請の電子化が国民への本当のサービスになるのかまだまだ疑問があり、検討を進めていくことを確認しました。
 課題は未解決
 自動車交通局交渉において当局は、独立行政法人化に関わる登録職場の要員問題、登録行政については昨年と変わらず「検査と登録は業務が一体的に行われており、両部門とも円滑な業務処理が可能になるように検討していきたい」との回答にとどまりました。
 また、来年一月に実施を予定している検査登録申請書のFD化や、郵送による検査登録申請代行業務の具体的な取り扱いについて、問題点を解決した上で行うべきだと追及しました。
 引き続き、登録職場の諸要求実現と、国民のための自動車登録行政の確立をめざして、とりくみを強化することを確認しました。


各地で平和への願い引き継がれ
二〇〇〇年国民平和大行進の軌跡

 北海道から

 北海道の各地を出発した四つの全運輸リレー旗は、道内最終地の函館に次々と集結し、今年は北海地区協を代表して当レーダー分会からの二名が青森平和公園で行われたリレー旗引継式へ行って来ました。
 当日は、全運輸の仲間を含む約二〇〇名の参加者があり皆さんの熱い視線を感じる中、全運輸リレー旗を東北地区協(青森の各代表者)に引き継ぎました。
 その後、通し行進者を先頭に「核兵器のない二十一世紀・核兵器廃絶」をアピールしながら行進しました。
 初めての引継式参加でしたが、津軽海峡を渡り本州へ上陸した全運輸リレー旗がこれからも多くの仲間の手を渡り、多くの人に平和を訴え、無事に最終目的地に到着することを願っています。

 北海航空支部 函館レーダー分会発


 東北へリレー

 六月四日、梅雨入り前だというのに気温は十三度、時折小雨がちらついて半袖では少々寒さがこたえます。
 リレー旗引継式は、一九七二年に建設された「大空の歌」というモニュメントの前で行われました。原水爆禁止、核兵器廃絶を訴えて次々と壇上からメッセージが読み上げられます。
 突然、十二時の時報とともに、大きな鐘の音が鳴り響き、モニュメントの台座が動き始めました。なんと「からくり時計」だったのです。台座には、無邪気に遊ぶ男の子や女の子、鳥や犬が乗っています。
 「青い空は」の歌声が響きます。「青い空は青いままで、子どもらに伝えたい。すべての国から戦の火を消して、平和と愛と友情のいのちの輝きを…歌声にこめて」
 輝く未来をこども達に残してあげたい。地球上から全ての核兵器をなくしたい平和大行進のうねりを全世界に広げていこう。
 そんな想いを感じながらゆっくりと回る台座をまぶしく見上げました。

 東北航空支部 菊池 努通信員


近畿の出番

 六月十六日午後二時四〇分、東京〜広島コースは、岐阜県関ヶ原にて、中部地協から近畿地協に引き継がれました。
 この日は、滋賀県内の行進が離れたところからのスタートとなるため、翌十七日の彦根からの行進参加となります。近畿地協は今年、青年の沖縄への派遣を企画中です。二日前に隣の朝鮮半島では「北」と「南」のトップ会談が実現し、緊張緩和の糸口が見えてきましたが、以前からの核保有国に加えてインド、パキスタンなどの核実験等に見られるように新たな核、平和への脅威があります。平和大行進の意義が益々重要になっているのではないでしょうか。
 中部地協の皆さんお疲れさまでした。近畿地協の皆さん、梅雨空を吹き飛ばすように行進をがんばりましょう(事故には気をつけて)。中国地協の皆さん、七月十六日県境で会いましょう。核廃絶と恒久平和への想いとりレー旗を引き継ぎます。

近畿地区協発


闘牛の町を行進

 六月八日一七時三〇分から原水爆禁止国民平和大行進に参加しました。
 参加者は、労働組合や民主団体の三五名、宇和島海運分会からは高松に出張中の一名を除く七名全員が参加しました。
 初めての行進参加で、不安と期待が入り交じっていましたが、着いてみると全然人影がなく、かろうじて「二〇〇〇年原水爆禁止国民平和大行進」と書いた青伝カーが駐車場にひっそりとたたずんでいるだけ…。
 いよいよ行進が始まり、知らない人が多いせいもあり、最初は緊張していましたが、みんなで歩調を合わせているうち気分が高揚してきました。
 四国支部になって初めて分会旗が外に出ることになりました。集団の中で最も大きい旗を掲げて歩くのは、恥ずかしくもあり誇らしくもありました。市内中心部を平和や核兵器廃絶を訴えながら行進した後、再度市役所に集結して、この日の行進を終えました。
 最も印象に残ったのは、広島原爆ドームと原爆で亡くなった人のパネルです。広島の原爆ドームなどのパネルを見ていると、原爆が落とされた当時の広島の光景が目の前に広がるようで、原爆ドームには戦争や核兵器の恐ろしさが集約されているようです。核兵器は絶対になくさなければならないと強く思いました。
 長崎で勤務したことのある益永検査長は、「意外に人数が少ないなあ」ともらしていました。やはり、被爆地長崎での平和大行進は、市民の意識をはじめ、とりくみが違うのでしょう。機会があれば、是非参加したいと思います。
 帰り道、平和行進が終わるのを待っていたように雨が降ってきました。平和について、あらためて考えながら家路を急ぎました。

 四国支部宇和島海運分会 永峯 博さん


家族ぐるみの交流
中部地区協主催レクレーション
 中部地区協主催の潮干狩りが五月二一日、愛知県幡豆町で行われ、家族四人で参加しました。
 前夜には雷雨もあり、“中止かな?”と思っていたのですが、娘が作ったテルテル坊主の威力なのか、当日は“紫外線ガンガン!”の夏日となりました。一〇時三〇分の集合時間には、もう車、車、車。漁協の方の誘導で駐車した所がなんと“サッカー場”でした。
 参加費を幹事に払いいざ浜辺へ向かうと、「アサリより人の方が多いのでは?」というくらいの人、人、人。それもどんどん増えてきます。バーベキューの集合時間まで、前半が私、後半が女房の「荷物番」で臨んだのですが、子連れということに加え、女房が腕時計をしていなかったため大幅に予定が狂い、私は二〇分のみの潮干狩りとなりました。当然採れたのも「すずめの涙」程度でした(時間があればそこそこ採れる感触があっただけに悔しかった)。
 その後、急いで全運輸の旗がたなびくバーベキュー会場に向かいみんなと合流。アウトドア料理(焼肉、焼鳥、ホルモン、焼きそば、ソーセージ等)を楽しみました。
 暑さに加え、特に女性には「日焼け」などの問題がありましたが、よい一日を過ごすことができました。

 中部航空支部 筒井 孝さん 

ヨーロッパ交通調査10日間の旅硯(第1歩)
交運研調査団長 田中茂富
 今回の交運研・外国交通調査旅行は、前回九四年のドイツなど三か国訪問の調査に比べ、スペイン国鉄とフランスのリール交通局、およびフランス民主総同盟の三か所を訪問するという極ささやかな計画であった。
 それは前回の調査が訪問先とのアポイントに六か月、旅行十五日間で十五カ所も訪問するという大規模な企画であったため、交運研では「もう二度とこんな調査はできない」という変な確信があり、その上財政的な困難もあったからである。
 しかし、参加者を応募すると意外や意外、三名(田中・宮垣・横枕)をはじめ学者三名、私鉄連帯二名、都都市交通連絡会九名など総計十九名、添乗員も配置されるという手頃な人員確保が図られた。が、旅行の段取りをつけた筆者には大層不安なことがあった。
 その不安とは、出発する前日の五月十四日、旅行社から「首都マドリッドの治安が悪化。日本人狙いの暴行事件が続出し被害増大のため警戒を要する」というスペイン大使館の緊急情報が伝えられたことによる。とにかく参加者には「細心の注意」を呼びかけたがそれでも不安は去らない。筆者の外国旅行経験も十回を数えるが、スペインは見知らぬ遥かな国であり、そうした環境下で外国交通調査の大仕事を達成しなければならないのだ。その時点では正直いって「もはやノンビリとした観光は望めない。参加者の安全を確保し『無事帰国』を旅行目的にする」という私なりの決意を固めたのであった。