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機関紙「全運輸」2000年2月5日号(915号)

要求で団結し、職場に真の労働組合をつくろう 国民のための行政を確立しよう


『対話と共同』を軸に一歩前に出た行動を
2000年雇用とくらしを守れ!
春闘勝利への焦点はここだ


 リストラから雇用と労働条件を守り生活を向上させるための二〇〇〇年春闘が本格的にスタートしました。全運輸は、二月二四日から二六日まで第四〇回中央委員会を開催し、春闘から人勧期にかけての運動方針を確立します。
 そこで、二〇〇〇年春闘をとりまく情勢の特徴と課題、たたかいの基本方向など中央委員会の議論のポイントを宮垣書記長に聞きました。


雇用確保と賃上げで 不況打開を

 2000年春闘の全体の特徴と課題はなんでしょう

書記長 今春闘では、財界・日経連がねらう首切り・賃下げ攻撃を許さず、雇用確保・大幅賃上げで不況打開を行うことが最大の課題です。
 大企業のリストラ「合理化」攻撃が、労働者の生活を極限まで悪化させています。
 特に、日産リストラは、二万一千人の削減をはじめ、関連・下請け企業の労働者や家族を含めると二〇〇万人に影響をもたらすわが国最大の「合理化」攻撃です。
 全労連は、日産リストラ反対のたたかいを雇用と中小企業、地域経済を守り、大企業の横暴を許さない当面の最大課題として位置づけたたかっています。
 また、全労連は、賃下げ攻撃を許さず、賃金の「底上げ」をはかるため、「誰でも・どこでも月額一万五千円以上」の賃上げと「月額一五万円以上」の最低賃金制度の確立にむけ、たたかいをつよめています。
 国公労連・全運輸も統一賃金要求の実現にむけ、政府・人事院を追及すると同時に、調整手当の「見直し改悪」を阻止するために全力をあげます。

二五%定数削減反対の 行革闘争を中心に

 行革闘争では、どのようなとりくみを展開しますか

書記長 政府は二五%定員削減を強行するため、今通常国会に総定員法「改正」案を提出し、法案の成立強行後、来年度の概算要求期にむけて今後一〇年間の削減計画決定をたくらんでいます。
 これは、医療、教育、雇用、安全、環境など国民生活を支える行政分野の国の責任を放棄し、行政サービスの切り捨てを行うものにほかなりません。
 そのため、全運輸は、交通運輸事業の「規制緩和」と二五%定員削減に反対し、国公労連の「二五%定削反対団体署名」と「全国縦断キャラバン」行動に積極的に結集します。
 また、独立行政法人に移行する組合員の雇用・身分の確保、労働条件を維持するために、中期目標、中期計画、就業規則等の策定にあた。て当局交渉を強化します。
 さらに、独立行政法人に対応する全運輸の組織整備について、全運輸組織財政検討委員会の答申(六月頃)を受け、職場討議をふまえ、九月の第39回定期大会で決定します。

自自公の悪政を 阻止し、政治の革新を

 春闘勝利にむけ政治の流れをかえることも大切ですね 

書記長 自自公三党は、昨年の臨時国会や今通常国会で行革関連法案や年金改悪法案(衆議院通過)、定数削滅法案など数多くの悪法を十分な審議もつくさず強行しました。
 このような自自公の悪政に対して多くの国民が支持をせず、政治の流れを変えることを求めています。
 今年は、二十一世紀の日本の命運を左右する総選挙の年です。すでに、今春闘では大阪府知事選挙、京都市長選挙が激しくたたかわれています。
 自自公三党の悪政と対決し、政治の民主的転換をはかることが春闘を勝利する上でも重要となっています。





やくどう
第一四七回通常国会が一月二〇日に開幕した▼最近の国会は、数々の悪法を強行成立させる国会となっている。まさに通常ではなく「異常」国会である▼今国会では、高齢者・身障者等の交通利用円滑化促進法案(バリアフリー法案)など、ぜひ整備してほしい法案も盛り込まれているが、ごたぶんに漏れず、公職選挙法改革法案(衆議院比例定数削減法案)、年金改革法案、医療保険制度改革関連法案及び規制緩和関連である道路運送法改正法案、港湾運送事業法改正法案など、数々の悪法が盛り込まれている▼おそらく自・自・公連立政府は、これらの悪法をたいした審議もせずに数の暴挙により、強行成立させようとするであろう▼このような政府に対しては、一刻も早く解散総選挙に追い込み、きついお灸を据えて、審判を下す必要がある▼第一段として二月六日に京都市長選挙及び大阪府知事選挙が実施される▼革新市政・府政を誕生させて、現政府に大打撃を与えようではありませんか。 (Y・I)



機関紙の役割を見つめなおす
 第十七回教宣担当者会議

 一月二〇〜二一日、第十七回教宣担当者会議が、支部・本部含めて三六名の参加で開催されました。
 今回の会議は、「行革」具体化など激動する情勢の下、あらためて教育・宣伝活動の意義・目的を確認し、経験と活動の交流を深めながら、教宣活動の一層の発展をめざすために開催されたものです。
 会議では、機関紙活動は日常から組合員の要求を掘り起こし、その要求をもとに組合員の団結をかため、その実現をめざす武器であることが強調されました。
 また、組合員の生活・職場の実態など、家庭や職場における喜びや苦しみを語り合い、共感と連帯がもたれる創意工夫が必要との提案がありました。

機関紙は要求実現 への武器
 会議では、機関紙活動は日常から組合員の要求を掘り起こし、その要求をもとに組合員の団結をかため、その実現をめざす武器であることが強調されました。
 また、組合員の生活・職場の実態など、家庭や職場における喜びや苦しみを語り合い、共感と連帯がもたれる創意工夫が必要との提案がありました。

新聞づくりは苦労 と感動の連続
 講演では、JMIU(全日本金属情報機器労働組合)の西正和教宣部長から、JMIUの職場、特に、日産自動車の工場閉鎖・リストラに反対するたたかいの中での機関紙活動の経験を題材に、講演が行われました。
 また西氏は、機関紙の果たす役割・意義に加えて、「教宣に携わることは苦痛の連続であるが、苦労して仕上げた新聞をとおして、読者が感動や怒りを共有し、連帯が広がっていくことが最大の喜び」と機関紙活動への熱意を語りました。
 二日目のレイアウト実践講座では、あかつき印刷の講師から指導を受けながらレイアウトを中心に実技を行い、でき上がりを参加者全員で評価するとともに、今後の支部・分会での機関紙活動に活かすことを誓い合い、日程を終了しました。

 日産リストラ許すな  1・25総行動
 一月二五日、「日産リストラ計画見直せ、人減らしをやめ、地域経済を守れ」をスローガンに、日産のリストラ計画に反対する集会と日産本社大包囲デモが、東京・日比谷野外音楽堂を中心に、全国から約五千人が参加して行われました。

 寒さ飛ばす強い怒り
 当日は最高気温も七度という非常に寒い一日でしたが、参加者の力強く怒りをこめたシュプレヒコールが新橋界隈にこだましました。
 この日は一二時から、国民大運動、全労連、公務労組連絡会の主催で国会請願デモと、一三時一五分からは国公労連の独自行動である総務庁前要求行動も併せてとりくまれ、全運輸から六五名が参加しました。

 労働者を守る  ルールを作れ
 引き続いて一四時から全労連、国民春闘共闘、国民大運動主催の「一・二五中央総決起集会」、「日産本社包囲デモ」がとりくまれました。
 集会では、国民春闘共闘の坂内事務局長の開会宣言に始まり、日産現地闘争本部の熊谷責任者からの基調報告が行われました。
 また、全労連の小林議長は、政府は解雇規制・労働者保護法こそ作るべきだと訴えました。さらに、この集会には仏ルノーの労働組合代表、日産の海外工場があるメキシコの労働者の代表も参加し、連帯の挨拶を述べました。
 この後参加者は、日比谷公園西幸門を出発し、東銀座の日産本社前を通り、祝橋公園まで、力強いシュプレヒコールとともにデモ行進を行いました。

国民のニーズに応える航空行政めざして
 第九九−三航空部門委員会

 第九九―三回航空部門委員会は、一月二六〜二八日の三日間、東京航空交通管制部会議室において、支部・本部総勢一〇七名の参加により開催されました。

 次世代に向けて

 航空部門では、次世代に向けて、職場の大きな変化を伴ういくつかの当局提案がなされています。  委員会では、報告五件、議題九件について、前回航空部門委員会での討議を踏まえ、各課題について活発な討議を行いました。
 航空大学校の独法化に関しては、本部から二〇〇〇年度予算内示にかかわる報告を行い、減員による学生教育への影響など、職場から現状報告がありました。また、二月九〜十日に第九九―一回航空大学校連絡会を開催し、航大独法化に関する集中的な討議と、航空局交渉の配置を確認しました。
 空港の運用時間延長に関しては、ユーザーニーズへの積極的な対応を基本として、要求前進を前提に前向きに検討することが確認されました。
 航空交通管制部の業務見直しに関しては、業務内容など、当局の具体的計画を早急に提示させるとりくみを確認しました。
 運用職種の「アクションプログラム(AP)21」については、二〇〇一年度のFSC(飛行援助センター)立ち上げに関わる課題解決を当局に要求することを意志統一しました。  管通空港の管制化及び広域レーダー進入管制の導入に関しては、今後具体的な課題の整理と要求組織化のとりくみを確認しました。

当局を厳しく追及

 監理部長・管制保安部長交渉では、空港の運用時間延長について、提案が二転三転した経緯等、当局の対応を厳しく追及しました。また、運用時間に関する全体計画を固めたうえで、十分な検討期間を保障するよう強く要求しました。
 「AP21」については、計画が出てから六年が経過したにもかかわらず、未だ具体化が進んでいないことについて、職場の不安と不満をぶつけ、展望の見いだせる具体案を早急に示すよう迫り、当局から今年度中にまとめる旨の回答を引き出しました。



共闘の翼ひろげて春闘へ 運輸共闘2000年旗びらき

例年以上の参加者数 で春闘勝利を決意
 運輸共闘(全運輸・全気象・全港建)は一月十四日、二〇〇〇年旗びらきを百名を超える参加で気象庁講堂にて開催し、二〇〇一年から同じ国土交通省に働く仲間となる全建労はじめ、海員学校、航海訓練所、海技大学校の各組合からも代表が参加・交流しました。
 第一部では、運輸共闘三単組の青年・女性による鏡びらきのあと、藤田国公労連委員長はじめ来賓の皆さんから新年を迎えての決意を含めたあいさつがありました。
 引き続いて第二部では、「新春クロスワードパズル」抽選会を行うとともに、ビンゴや工夫を凝らしたゲームなどで盛り上がりました。
 最後に、二〇〇〇年春闘勝利と運輸共闘の発展を祈念して、一色運輸共闘副議長の団結ガンバローで終了しました。
 ミレニアムの  運だめし
 「新春クロスワードパズル」の答えは、「西暦二千年」でした。一三六通応募があり全員正解でした。厳正な抽選の結果、左記の十五名の方に図書券をお送りします。

 外西 敏治(全運輸)
 田口 仁志(全運輸)
 太田  有(全運輸)
 浅野 道広(全運輸)
 鶴戸 千端(全運輸)
 野添 美利(全運輸)
 佐伯 友茂(全運輸)
 小平 和博(全運輸)
 原  慶明(全運輸)
 徳永  修(全運輸)
 楠元 健一(全気象)
 水科  進(全気象)
 眞山 光子(全港建)
 高橋 佳克(全港建)
 木下 晶人(全港建)
(敬称略)