若手研究者の雇用を守れ!
ポスドク問題でシンポジウム
ノーベル賞受賞者 小柴氏が記念講演
 11月16日、東京大学小柴ホールで、深刻化しているポスドク=i若手非正規研究者)問題に関するシンポジウムが開かれ、若手研究者の雇用条件の改善が、日本の科学・技術の発展に不可欠であることなどを訴えました。このシンポジウムは、国公労連、学研労協、全大教、日本科学者会議の4者が共同して開催したもので、研究者、労組役員、報道関係者など約240人が集まりました。
 シンポジウムに協賛してノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊氏が記念講演を行い、自らの研究も踏まえながら、「基礎科学の研究はすぐに成果が役立つというものではないので、国家が支援していくことが必要だ」などと述べました。
 シンポジウムでは、実行委員会から、政府の大学院重点化政策によりポスドクの雇用問題が表面化し、大学法人化や研究所の独法化によって深刻化してきた実態が報告されるとともに、当初からポスドク問題にとりくんでいるNPO法人代表や、実際に任期制研究者として雇用されてる当事者らから問題提起が行われ、実行委員会から、安定した雇用の定員拡大や民間企業や公務員などへの就職促進、均等待遇を原則とする雇用条件の抜本改善などの対策が提言されました。
 最後に、「ポスドク・若手研究者雇用と研究・労働条件を改善することは、日本の科学・技術の未来がかかっている大きな課題である」とのアピールが読み上げあられ、満場の拍手で採択されました。

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